The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

焙煎に関するあれこれ

コーヒー豆は量子レコーダー Coffee bean as a quantum recorder

焙煎をしていて不思議なこと。途中でトラブルがあると必ず、焙煎後の変化に影響すること。 例えば、ガスの火が消えて、慌てて付け直すと、本当に、 焙煎当時がよくてその後、劣化したように、感じ、そのあと持ち直して、それなりによくなること。 途中で火力…

極深から浅煎りに挑戦するということ

最近の個人的好みで言えば、どちらかというと、フルシティ前後の焼き加減で、焙煎直後の香りがはっきりしていて、なおかつ、2、3週間目位までほとんど風味の劣化を感じず、それ以降も徐々に柔らかくなってゆく、そういうコーヒーがあればことたります。 しか…

純熱風か半熱風かそれとも直火か 〜いつかは本格熱風式?

今のところ、直火ベースで焙煎機に手を入れてものにするのは当初想像していた以上に難しく(極深煎り除く)、特に今回べースとした構造の場合、致命的にムリであることが改めて、はっきりしました。 全ての空気がドラムのパンチングを入り口と出口で2回通り…

かろうじて、1勝12敗の現実…

週末久しぶりにまとめて焙煎してみて、毎回カッピングしながら、修正しながら、のつもりで焙煎していったのですが、実際に珈琲をたててみたところ、なんと、かろうじて飲めるバッチは一番最初のものだけでした。 他は全滅。 かろうじて合格といえるバッチも…

色々な焙煎 大型は焙煎機任せ!?

以前、あるところで、プチ大型の機械で焙煎する様子を見せてもらったことがありました。 豆の銘柄を聞いただけで、水分量など、豆のプロファイルを一切気にせず、余熱もそこそこに煎り始めたのにまずびっくり。 相手の方はプロだし、自分の機械でないので、…

珈琲色と照明と壁の色の関係 あまりにも基本的なことかもしれませんが

そもそも、この場所を借りてから、思うように煎りどめできたことの方が少ないかもしれないくらい。煎りどめの基準は外側の色に頼れない部分も多いとはいえ、重要なサインであることも確かです。 特に、次は少し深めに煎ろうとか思って、深く行ったつもりが、…

無意味なまでに、オリジナル焙煎にこだわる理由

基本、自分の求めている焙煎というのは、たぶん市販の10キロクラス以上の焙煎機があればあまり苦労しないのではないかとも思っています。少なくとも、焙煎機を作り直すような手間はかかりませんから。 それでなくても、普通のある程度の規模の焙煎工場を持っ…

久しぶりのガテマラ(グアテマラ)

緑は本当は豆温度のはずなのですが、センサーが不安定なため、ドラム内温度(オレンジ)のセンサを少し下に移動して、豆温度の代わりにしています。赤は、排気温度、白はドラム下で測ったインレット、黄色は排気ファンに供給する電圧です。ほとんどいじって…

ディスカバリーの謎 紐解かれる

先日、焙煎した分のプロファイルを送っていただいていたのをやっとA3で拡大して印刷して、なおかつ、メガネで拡大してみています。 おお、やっとわかりました。 なんといっても、自分の思っていたのと全く逆の操作をしているではありませんか。 実は、私は小…

余熱、蓄熱以前の事、つまりそれは、

本当にもうなんでもない事ですが、焙煎がうまくいかなくなってから、一番変わったことを考えていて思い当たったことがあります。 それはエアコンを本格的に冷房モードで使うようになったことです。 なにしろ、4キロクラスでじゅうぶんだったかもしれないとこ…

焙煎機の余熱について考える③ 〜ディスカバリーでの焙煎を振り返って

ディスカバリーの場合、過去、フジロイヤル 東京支社で使わせていただいた時も、5バッチも焙煎していながら、思うように煎れたものは1つもありませんでした。 対照的に、そのとき、初めて扱ったにも関わらず、3キロの方は5バッチのうち、ある程度、うまくい…

焙煎機の余熱について考える ②

たとえば、プロバットのような評価の高い焙煎機はドラムだけでなく、本体自体にほとんど過剰なまでの蓄熱性を持たせています。 確かに北国で発達した焙煎機と言う側面はありますが、果たしてそれだけなのか、ずっと疑問に思ってきました。 蓄熱性が高ければ…

焙煎機の余熱について考える①

焙煎機について、ずっと、疑問に思っていたこと。 手網やら、シンプルな焙煎では不要もしくはやろうとしてもできない余熱が一般の焙煎機では必須に近い扱いになること。 それと、その日の1日目の焙煎はそこそこで、だいたい、3バッチ目から本番といったこと…

650gで2ハゼ後半まで順調に煎れることを確認

今回はモカですので、大して火力は要求されない豆ではありますが、650gで余裕でした。途中で失火してしまったので、かなり慌てましたが、火力的には十分でした。ドラムの蓄熱性のない分の悪影響は(少なくとも焙煎中は)今回の焙煎では感じなかったものの、…

チャフの焦げと渋みの関係

季節が代わり気象条件がかわったこともあってか、冬の時期の焙煎の自分なりの常識というか方法がまったく通用しなくなってきておりまして、苦戦しています。 それで、これまでいろいろな方がコーヒーの焙煎についておっしゃっていることを参考にしてきました…

適正焙煎量を再検討する①

まだ実際の作業に取りかかれないので代わりに、どれくらいの量の豆を焙煎したら、うまくいくか改めて考えてみることにしました。 バーナーからの熱風が全て豆に直接触れて、なおかつ、温度が下がった熱風がそっくり排気に回るように設計するのは、本格的な大…

過熱水蒸気のテスト

モカをうまく浅煎りにできないかと思って、考えた末、たまたま、手元に2台ある加湿器を利用して過熱水蒸気で焙煎してみることにしました。 少なくとも焙煎中の様子から判断すると、火力が余計に必要になるだけで、特に今のように600g以上煎る条件ではメリッ…

この日は、初めて1キロの焙煎に挑戦しました

設計者は当初300gまでの焙煎器として、考えていたようですが、ドラムの容積から考えると、500gは余裕で、豆の飛び出しさえ防げて、排気がしっかりできれば、そこからだいたい3割り増しの650gまでは問題なく煎れるはずでした。 実際、偶然かもしれないもの…

コーヒーの焙煎について思うこと

今日は、ある新しいコーヒー店に久しぶりにいってきました。以前より、全体が慣れてきて、コーヒーが出てくるのも早くなっていました。 彼は直火の焙煎機がいいというんですが、何故なんでしょう。 焙煎についての自分の考えは、熱を伝える主体は基本は熱風…

富士珈機 コーヒーに茶色い色をつける機械のお店 日本一 

かつては日本でシェア7割以上ともいわれたフジロイヤル本社 今は、中国に工場を持っていてワールドワイドに展開しているフジロイヤル 本社です。中の写真を撮り忘れたのが残念。 この日、初めて3キロの半熱風式の窯を扱わせてもらいました。3キロでも直火と…