The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

メイキング・オブ・トーマス1号(改)ステンレスの加工に手を焼く くろちゃまめ

先日、工事にいらした方に、テストでプレミックスして、焙煎したアイス向けのブレンドをお出ししたら、好評で、自分でも飲んでみて、ちょっと驚いたくらい (一応、今度仕事の帰りにでも飲みに来てくださるとおっしゃっていただきました。)

 全然モカらしい香りがしないので、たいした豆でなかったかなあ、と思っていたものが、きちんとした、マタリ風に、意外にそつなく、まとまった味で、さわやかなブレンドになっていました。

うーん、コーヒーってなかなか奥深いもんですね。

ちなみに少し深めに煎ってみた分は全滅でした。

いずれにしても早く、焙煎機を完成しないといけません。

今日は大体の部材は揃いつつあるので、手持ちの工具でどこまでできそうか検討しつつ、穴あけ加工を行いました。本当はきちんと図面を今度こそ描こうと思って、方眼紙を用意したんですが、結局、実物をみながら、手に持ってああでもないこうでもないと考えているうちに、穴が空いてしまいました。

まあ、もともと一から作るというより、用意した材料をくみあわせるわけですし、それもステンレスのプレス品となると、穴を開けるたびにあちこち熱でズレていくので、その分を確かめながら、収めていかなくてはならないところがあって、きちんと図面を引くというのはあまり現実的に意味がないところがあります。

今回は先回と違って、開口部はなるべく小さめな円か楕円にして、ひずみが拡大しないようにすることと、細部の隙間を埋めるためにきちんとルーターで削ったりしたあと、できるところはきちんと溶接して、収めて密封性を改善しようと思っています。あと、懸案だった、チャフの焦げについては、これを抑制する目的でハウジングを二重構造にすることにしました。理想的には、二重にしたハウジングの中に200度程度の温風が常時流れるようにして、チャフの焦げを抑制したり、ドラムの温度を安定させたり、隙間から入り込む冷風の代わりに温風が入るようにして、排気をあげたときに冷気が絶対入らないようにしたいのですが、やり方を間違えると、却ってチャフがバーナーの炎で火あぶりになって焦げたり、バーナーの燃焼の妨げになって、火が消えたりするはずなので、実際どういう仕組みにするかは、大まかな形ができて試運転が終わったあと、再度検討して実装する予定です