The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

くろちゃまめ トーマスの完成を急ぐ 実験機からサンプルロースターへの道 ① バリアブル・ドラム・ローテータ

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いまのところ、使えています(ほぼ奇跡)


ちゃんとしたモカが飲みたいとか、ブルマンどうなの、とか果てはコピルアクないの?とか様々な要請があり、どうしてもプレミアム、スペシャリティの焙煎とか、ハイより浅いレベルの焙煎をうまく収めたいところですが、いかんせん、くろちゃまめの焙煎機はある一定以上の深煎りでなんとか、まあ、そこそこいけるか、というところで、深めのシティぐらいならまだしも、それ以上浅く煎ろうとすると、どうしても特有の癖が、それも小倉の水が敏感なところにぶち当たってしまってうまく行かないことが多く、特に暑くなってからは苦戦していました。

その理由は、焙煎合宿の前後でだいたいわかってきたわけですが、その対策は、もう、新しい業務用焙煎機を買っちゃおう、と言いたくなるくらい。

しかし、ここまできたので、なんとか踏ん張って、もう少しこの釜でしかできないことをやってみようと思って今日も取り組んでいます。

今日は、この前。やっと中国からアマゾン経由でPWMコントローラが届いたので、ファンコントローラと同じ要領でドラムのモーターを可変式にしました。本当は回転数を自動制御したり、いっそ、インバータでACモータを駆動すれば、60Hzで(ギアを通すと)1分間に60回転とか、わかりやすくて、かっこいいんですが、だいたい、ドラムの回る音とかモーターのギアの音で回転数は判断できるし、何より、豆の回って居る様子に合わせればいいわけでして、面倒なことはやめて、単純に繋いで終わりにしました。まさかの19V駆動です。この程度で絶縁崩壊するわけもなく、70%くらいまでのデューティー比に抑えれば、なんとかなるでしょう。

排気のファンですが、3ピンの一つにはパルスが出るのをようやく思い出したので、急遽取り寄せた新しい12Vのファンはボツにして、これまで使ってきた大口径ファンを使い、パルス出力をデータロガーに繋いで記録することにしました。こちらも実際は手に当たる風やファンの音を頼りにしていますので、だいたい、どのタイミングでどの方向に操作したかが、記録できればいいわけでして、自動制御はやめました。というか、排気ファンを制御する目的で取り寄せた12VPCファン用の中国製のコントローラはつないだら、10秒で壊れてしまって使えなかったんですよね。中国製は燃え方がいいです。徐々に壊れていきます。ははは。

写真はこれまで半年近く使えている中国製のコントローラです。こんなシンプルな基板だけの構成でも最低でも600円から1500円くらい払わないと、繋いだ瞬間火花が散ったり、煙が出たりします。

今日も一枚、燃やしてしまいましたよ。まったく。自分で新しく組める部品も取り寄せてあるのですが、手間なので、今回から重くて大きいスライダックを導入することに決めました。(用途は後日公開します)

今回のDCのコントローラはまだいいんですが、サイリスタ式のACの奴は、ほんと、すぐに焼けてしまって、ほとんど使えていません。使えたものも、ちょっと無理をすると、一瞬にして回復不可能な損傷に。とにかく、せめてフューズくらい付いて居るものを選びましょう(中国製は付いて居るものの方がすくないかも…。)

よし、これでドラムの回転制御だけはギーセンや井上に追いついた、かも。もちろん、手動(マニュアル)ですが