The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

珈琲色と照明と壁の色の関係 あまりにも基本的なことかもしれませんが

そもそも、この場所を借りてから、思うように煎りどめできたことの方が少ないかもしれないくらい。煎りどめの基準は外側の色に頼れない部分も多いとはいえ、重要なサインであることも確かです。

特に、次は少し深めに煎ろうとか思って、深く行ったつもりが、逆に浅くなったりすると本当に困ってしまいます。でも、今の場所だとそう言うことが頻繁に発生します。

最初の頃に比べればいくらか慣れてきましたが、それでも、壁が青っぽいせいか、それともLED照明が使われているせいかははっきりしないのですが、色の変化がとても掴みにくいのです。

これ、以前写真に取った時の印象と実際に実物で比較した時の印象が逆転する現象とも似ています。光のスペクトルが変わると、まったく煎り具合の順番が逆転したりするのです。

そこで。この際、照明を交換する方向で検討をはじめました。

なんといっても蛍光灯が生産中止になってしまったので、今を逃すと入手が困難になるので急がなくてはなりません。(演色性の高いものの場合特に。)満足できそうな性能のLEDはまだかなり高価ですし、信頼性もまだまだ未知数と思っていますので、後、3、4年くらいは蛍光灯で間に合わせようと思っています。

もう随分前から、住んでいる部屋もほとんどの照明は色評価用か、RA95(色の再現性の指標)以上のタイプに交換してあるのですが、この場所は以前学習塾をされておられた方が、LEDに変えてあって、大家さんにはそのまま使うように言われていたので、焙煎機の周辺のみかろうじて色評価用の蛍光灯でほぼ固めてしのいでいたのですが、刻々と変化する豆の微妙な色の変化を把握するのは難しいのです。

この際、壁も塗り替えたいのはやまやまですが、取っ組みやすい照明の交換を先に進めることにしました。

大家さんにどう話そうか、悩み中。

今回久しぶりに美術館、博物館グレードに交換予定です。理由は夜間の虫がすごいから。流石にこれだけひどいと無視できませんよ、っと!