The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ドラム・本体の分解整備① 前ブタの清掃と前ベアリングの取り外し方

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まっくろけです

前蓋を外したところ。使い込んだというか、ノーメンテで通したという感じです

→後でわかりましたが、この黒いのは取らない方がよかったと思います。

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前蓋を外して後ろ側を見たところ。分厚いタール が付着していました

(写真ではすでに大半を除去したところ。特にセンサーは丁寧に磨きます)


前後のベアリング、とりあえず、回っているのですが、本体全体が低い音で共振している状況を少しでも改善したいことと、グリースが黒く汚くなっていること、ベアリングの内外輪がなぜか腐食しかかっているか焼き付いているような色だったので、交換を決意。

前のベアリングの外し方ですが、比較的新しいバージョンの情報しかネットでは乗っておらす、取り扱い説明書も新しすぎて、役に立たなかったので、結局、アルコールを少量注いで、グリースが緩んだところを裏側から、マイナスドライバーを使って、内輪を叩いて、文字通り叩き出しました。

もう少し丁寧に叩けば、再利用できたかもしれないのですが、元々の取り付け自体が偏った状態だったこともあり、片側の内側を叩きすぎて、シール部分を潰してしまったので、本当に交換するしか無くなってしまいました。

一番いいのは、内輪と同じ40mmのパイプの短いのを用意して、ハンマーか小槌で内側からカンカンと叩いて少しずつ外してゆくことです。これだとなんの工具もいりません。

ところで取り付けが1ミリ近くずれて見えたのは、鋳物の精度の問題…? それともベアリングの精度、まさか。

ということは前蓋の取り付けの時、その分、少しずらして調整すれば、本体全体がごとごと共振する音はいくらかましになるかもしれません。 → おっと、溝に沿って回転させることしかできないので、これは無理でした。

ドラムの取り外しについてはプーリーが固着してどうしても外れず、専用工具を手配することに。これはシャフト部分がかなり高温になる仕様なのか グリースが焼き付いてみたいになっています。(多分コーヒーから出る油で固着しているので、相当長い期間メンテしないまま焙煎していたんでしょう)

それとも何かのトラブルにあったか、です。

長年使っていないことを考えると、無理のないことかもしれませんが、いざとなったら、プーリーやドラム丸ごと交換することも覚悟しないといけません」。

というか、最初、先方が直火と言い張っていたドラムは、なんと半熱風だったんですよね。それもタールが分厚くこびりついていて、相当、熱効率が落ちているようです。今のままでは最初から、どんどんカロリーをかけていく焙煎をしない限り、標準バーナーで1キロ でさえ煎りきれると思えないほどなので、モーターより先にドラム周りの状態を確認する作業を優先することにしました。