いわゆる珈琲はどこからが珈琲になるのか、もっといえば、生豆はどこからコーヒー豆に変身するのか、あえてくろちゃまめ的に定義するならば、それはずばり、1ハゼの瞬間だと思います。
理想的には、全部の豆がハゼ終わった時が、完全なるコーヒーの誕生。もし、全部の豆が一度にハゼてくれるなら、その瞬間こそが、珈琲になる決定的な瞬間。
一粒のまめにとって、ビックバンのような瞬間が1ハゼなのだと思います。
実は、ハゼの衝撃波が一つの豆の内部に、そしてまた他のまめに伝わることによって生成する成分がコーヒーの魅力を作り出しているのではないかとさえ、くろちゃまめは思っています。
そういう意味では、全部の豆が一度にハゼないことが逆に複雑なフレーバーを生み出す元になっている可能性さえあります。
※コーヒー豆は豆といっても穀物の一種、コーヒーの木の実の種の部分に当たります。
これが加熱されると、はじけるのをご存知だったでしょうか?
トウモロコシの種が弾けてポップコーンになるように、コーヒー豆も弾けます。これをはぜと呼びます。