The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

NO.1かNo.2か、それとも。

ブルマンですが、今回、使用したのは、相当、ブルマンにしては、スクリーンがバラバラで、NO.1には程遠い。(こういうのを扱う商社さんを信用していいものやら)(品種の違いを考慮しても)本物のコナコーヒーの方がよっぽど大粒で揃っています。やはりハリケーンの傷跡はまだ癒えないんでしょうか? ただ、やはりというかジャマイカ産ならではと言うべきか、あのケニア以上ではないかと言うくらいタフな豆で、結構深煎りにもできそうな感触がありました。手元にあったわずか400gに全開で火を入れてもビクともしませんでした。

思い切り、シティくらいまで煎りあげてもよかったと思いました。

ちょっと悔しいので、リベンジしたくなりました。でもこれで、No.1を名乗るなんて寂しいですねえ。雑味も出にくくて、丁寧な精製に感じるし、当たり前にテロワールも悪くない。高地産のびっしり何かが詰まったような豆ではあるんですが、名前負けしている感じがします。NO.3くらいで十分でしょう。それもただのジャマイカ、じゃないか、No.3。

対するブラジルのスタンダードNo.2ですが、焙煎後36時間くらいまでは、下手なスペシャリティも顔負けのプレミアムナッツ感が堪能できたのですが、そのあとは普通のブラジルに成り下がってしまいました。3割り増しくらいに豆を使うとそれなりに飲めますが、ちょっとつらい。

これだと、もう少し奮発して、いい豆でいこうと、誰しも思うことでしょう。その点、同じブラジルでもスペシャリティを名乗れるレベルになると、もっと長い時間楽しめます。

今回のNo.2ももう少し普通の焙煎であれば、雑味を感じさせずに長く楽しめたと思うんですが、そうすると、本当に最初から最後までとびきり退屈なブラジルになってしまっていたと思います。

今回は、寝起きの早朝焙煎で時間が足らなかったため、余熱が最小限で、なおかつ、500gのつもりで、寝ぼけていて、1キロ投入してしまった関係で、投入温度が本来望ましいところから、10度以上下回ってしまったために、慌てて、火力を操作した過程が、プチ、スペシャリティ風の焙煎になったようで、それなりに面白かったのですが、販売には、不向きです。