The Coffee Roaster House

Cup-on grinded coffee beans of decafe & specialities

俗にいう、焙煎における中点とは It is not the midpoint but is called "Chue-ten" seems so funny in Kanji

中点は数学の用語でも英語で言えば、middle point, midpoint あるいはmedian point。

欧米の人にmiddle point といったら、それは何のことかと首を傾げられるのは間違いありません。 温度について言うなら、何と何の真ん中なのか、まったくわかりませんし、 焙煎時間の中間という意味なら、なおさら意味不明ですから。

でも、にっぽんの焙煎の世界で中点といえば、もっとも重視されているかもしれない大切なポイントです。

余熱を終わった焙煎機の温度は摂氏200度に近い温度です。それが豆を投入してしばらくすると、最低の豆温度を100度あたりで記録する。 そこから、摂氏零度と200度の大体、中間だから、中点と呼ぶのでしょうか?

もちろん、そんなことではありません。

投入から始まって、しばらくは豆温度の表示はぐんぐん下がってゆきます。 その下がり方が遅くなってゆき、一定程度の時間が過ぎると、次第に、ある温度に張り付いて、表示はピクリとも動かなくなります。 この状態が数秒~数十秒程度続き、しばらくしてから、今度はゆっくり温度が上昇してゆくタイミングが現れます。

この豆温度が下がるでもない、上がるでもない、ちゅうぶらりんな状態のことを「ちゅうてん」と呼びます。 漢字で書けば、宙ぶらりんな・・・。そうです、本来、日本語で「ちゅうてん」と呼ばれるのは、この宙ぶらりんな状態 すなわち宙点という意味だったはずなのです。

ちなみに、英語圏ではTuring point(転回点)と呼ばれています。※

それまで下がっていた豆温度が上がり始めるという意味でこちらも十分に現実に即した言葉ではあります。 略して、TP。といっても、実際には、長い時間があって、温度は1つの点としても、焙煎グラフ上はそこのとこだけ、 緩やかな直線に近い曲線(数学でいえば傾きが0というやつ)になりますが、 それはさておき。

ちゅうてん、という言葉の響きは、日本らしい、大和言葉の響きがあって、とてもいいと個人的には思います。 それがたまたま、文字になるとき、中点に入れ替わっただけだと、そういうことではないでしょうか?

個人的には宙点と呼ぶ方にロマンを感じてしまいますが、中学校からなじみのある中点という表記に行き着くのはある意味、 ごく自然な流れでしょう

言葉は揺れ動くものですから、まあ、中点と書こうが許せる範囲だと思うんですが、どうでしょう?

※bottom(底)という表現もよく使われています。いうまでもなく、焙煎中はこれ以上下がらない温度ということです。 (2次関数のグラフの傾きが0になる点を日本では頂点と呼びますが、下向きの場合はこのボトムの方が自然な表現ですね)  なにがいいたいかって、日本の数学用語は日本語として不自然なものがおおいなと。えらい先生が最初につけてしまうと、  ずーっと変えられないというのは、日本らしいというか。

English readers:

Turning point or bottom where the slope of a parabolic curve becomes 0 is called "Chue-ten" in Japanese roasting scene.
By phonetics it is pointing out levitated status because the slope of the curve stays between minus and plus for a while say it is floating between. If written in chinese characters the convination of the letters appear as if they are indicating middle point.
If it were translated into English as "midpoint" it sounds nonsence or confusing to most of people.