The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ミラコーヒーを教えてくれた叔父の家でコーヒーを飲む

本当の意味での日本初ではないようですが、定番となったUCCに先んじて、缶コーヒーを発売した方がおられ、ミラコーヒーという名で数年間販売されていたそうです。なんでも当時のたいていの喫茶店で出されていた珈琲よりもおいしかったそうです。

UCCが日本初の缶コーヒーと紹介されることは多いですが、ミラコーヒーこそが元祖だと、ことあるごとにいっていた叔父のおうちに先日お邪魔して、持参したドリップバッグでコーヒーをたててみました。

 この地域の水との相性は今一つかなあ、と思ったのもあるのですが、一口 口にした叔母の第一声は苦い、でした。ふだん、あまりコーヒーに飲みなれていない方は、どんなものでも、茶色い色をしているだけで、苦いと反射的に感じてしまうようです。(実際は苦みはほとんどなく、どちらかというと酸味が多少感じられる程度のものでしたが)

 その後、実家の水道の水も10リッターほど汲んできて、今、料理などにもつかってみていますが、地域性を感じます。あまり重箱の隅をつつくようなところがない代わりに、細かいニュアンスはほとんど抜けてしまいます。ちょっとテストにならない。欠点が見えにくいし、いいところがわかりにくくなるからです。(その点福岡の水は基本的に鏡のようです。)

それでも、北九の水に比べると、何を作って飲んでも食べてもはるかによく感じます。(さすがに田舎なもので)

自分はこういう水で育ったんだなあと思うと、感慨深かったです。

今回の帰省で親戚にいくつかお渡ししたドリップバッグの一部がなぜか中京の方に、お住いのお嬢さんの手に渡って、なくなるのが惜しいので分けてほしいと連絡が入りました。同じものはもうないので何とかしてあげたいのですが・なにしろ、実は、余った豆をカンでブレンドしたものなので、レシピもありません。

これに懲りて、どんな些細な点も可能な限り何らかの形で記録をとることにしました。(はかりに乗せたりしなければ、一発で成功率6割は超えるんですが、わざわざ測ると、かえって無駄な試行錯誤で何倍も時間がかかるし、肝心の豆が減ったり、なくなってしまうので、量が少ないとつい、えいやっと、混ぜてしまうんですよね。)