このミルはダイヤル式で5段階に挽き目をあわせることができます。
簡単にワンタッチで挽き目を合わせることができるので、本当に便利。自前のミルを持つメリットを体験するにはもってこい。
低価格な手動ミルで、これができるのは、それだけで画期的なのですが、もうひとつ素晴らしいのは減速ギアがついているために、力がいらないこと。
一般の低価格な日本ブランドだと、浅煎りの硬い豆は、かなりの力が必要で、男性でも机に押し付けるようにしてしっかり持って、ガリガリしなくてはなりませんが、こちらはスムーズ。
今日はダイヤルを真ん中にセットしてみました。
やはり想像以上に挽きめは揃って見えます。
R440との比較では、全体的に雑味が気にならなくなる部分と、細かいニュアンスがごっそり抜ける部分のトレードオフですが、さすがに業務用のミルに敵いません。
それでも、おそらく、ダイソー55ミルの方だけ、微粉をふるいにかけたり、一手間、ふた手間かけて評価すれば、(使用する豆によっては)互角もしくは僅差でダイソーの勝ちとなる可能性も。
全体的に平板になって、豆を評価するには向かないかもしれませんが、それなりに美味しく飲めるはず。
これだけお手軽なら初心者向けのデモ用で常時携帯しようと思います。
補足
一番細いところはまずまずですが、粗めにすると、ばらつきがすごく、その割に落ちるのは遅いので、普通の手動ミル、カリタ 等の足元にも及ばないみたいです(特に浅煎り目の場合)。価格で3〜100倍以上違うものと比較するのもかわいそうですので、そこは目をつぶって。