実家の水は比較的ひらけている町の上水ながら、冬場なら、浄水器が不要なくらいカルキ臭もなく、ほとんど南アルプスの水と比べても大きな差を感じないくらい、ただのお冷でもおいしいのです。
でも、その上を行くといわれているのが、この白山の水です。日本名水100選に入っていないのは、田舎すぎるからでしょうけれど、知られていれば必ずトップに近い扱いになるのではと地元では昔から言われているお水です。母方の叔母が1年ほどこの地域の水を飲んで生活した後、くろちゃまめの実家のある町に移り住んで水道水を飲むようになって体調を壊し、それ以来、ここの水か、日田の天領水しか飲めなくなったというエピソードがあるくらい、実家の水より段違いにいいということだったので、コーヒーを淹れてどうか試してみようかと思って訪れました。取水口から直接取ったままの水の印象は、癖がない、といった程度でした（甘くはないみたいです）。
