The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ファイナル焙煎 ④ エチオピア ゲシャ G3 ナチュラル

ほぼ同じグレードの豆は他社で試したことはあり、かなり感触はよかったのですが、高級なモカとして扱うならともかく、あまりゲシャらしさを主張するようなものではなく、どうしたものかと思っていました。

通常のエチオピアでもG2〜G3の方がかえってG1よりもわかりやすいフレーバーがあって、適正にハンドピックすれば受けがよかったりしたこともあって、G3だけどなーと思いながら試して見たのですが、やはり、誰でも知っている一流商社のG1に比べてしまうと微妙です。

ブレンドしてなんとか、という感じでした。

福岡コーヒーフェスティバルに出展されていた店でも本来のゲシャらしさを堪能できるレベルのものは残念ながら出会えなかったので、実質初めてのバッチですし、こんなものかなという出来でした。

ちょっと風変わりなモカでしょうというところ。

エチオピアゲシャはゲシャといっても、ゲシャらしさは控えめなことが多い。ただし、エチオピアナチュラルの割には雑味が感じにくいものが多いので、下手なエチオピアの通常在来種よりもよいと感じられるのも確かですので、それなりの価値はあるわけですが、こちらは他の商社で扱っているものとはモノが違うようで、少々期待はずれでした。

今度は、もっと遠慮せず、思いっきり攻めの焙煎をするか、ごくごく浅めに煎りあげてみてどうなるか見てみようと思います。12バッチ目で煎ったのもあまり良くなかったかもしれません。むしろ乾燥したナチュラルだけに3バッチ目くらいで、あえて時間をかけて焙煎した方がいっそ、当地でも受け入れられやすいマイルドなテイストに仕上がったと思います。

一週間後に化けるというのを期待したいところですが、どうも他社で入手したものと同じレベルは期待できそうにありません。

エチオピアモカ。イエメンのいいものに比べれば入手しやすく、お手軽なものの、本当にいいものは数量が少なかったり、安定して入手するのはそれなりに大変。大産地の割にばらつきが、これはエチオピアに限ったことではないんですが。