こちらも初回テスト焙煎。ドライの香りが素晴らしく良くて、思わず期待がふくらむところです。
酸味はしっかりあるものの目立たず、人によっては意識せずに飲んでいただけるレベルの穏やかさ。
ケニアらしいボディもしっかりあり、大人の味という印象です。
ただ、豆自体がかなり高価なものですので、そういうスペシャルティプライスに値するフレーバーがあるかというと？でもあります。
ドライの香りに感じたスペシャルティ感をどうやってカップに残すかですが、これ以上浅煎りにはしたくないし、深煎りにするとますます単調になりそうなので、この豆はこれくらいのものと思った方が良さそう。収斂味までいかないキリリとした後口に、ほのかに甘みが残る感覚は定番にするとそれなりにファンがつきそうな絶妙なバランス。
点数をあえてつければ83点くらい。ちょっと甘いかな。
三週間くらい寝かせてみると、もう少しリベンジできるかもしれない。そのあたりも織り込んだスコアです。
