The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

Vario の日本未発売モデル

f:id:Kurotyamame:20210307054247j:plain

インテリアとしてありかも(アメリカンログハウスとかならね。)

カリタのVarioのOEM元が新しいモデルを出していたので、取り寄せて見ました。VARIO-V にタイマー機能がついたモデルのようです。

(R440と比べると)しっかりエスプレッソ向けにも挽けるし、粉が無駄にならない。

(もっと厳密にエスプレッソ用に作られたモデルはセラミック刃で別だそうです。こちらはBPというドリップ向けの刃がついているそう。どおりで)

R440より1割以上抽出効率がよくなったと感じるくらいです。

ただ、ちょっと細かいニュアンスが抜けるかも。というか、雑味も抜けるんですよね。つまり、R440は豆の品質や焙煎の評価には向いていると思うんですが、欠点も隠さない。

美味しいコーヒーを手軽に飲むという目的に焦点した場合、VARIOも選択肢になります。

もっとも耐久性という項目でいえば、フジには叶わないし、カリタのナイスカットやBONMACにさえ、及ばないかもしれません。

こうなんというか、アメリカンな設計という感じがしないでもなく。

もちろん、製造は中国(台湾のようです)。性能からすれば、お値段はお手頃な範囲とはいえ、家庭用としては十分に高価。

それでも扱いやすくて、粉が飛び散りにくいので、趣味の小道具として丁寧に扱うとすれば、ありでしょう。細かく弾けるだけでも十分に価値はありますから。

VARIO-Eと比較して見たいところです。あと、業務用の上位モデルも気になりますね。最近評判のウィルファだったかな。とくらべてどうでしょうか。いやーますます気になりますねえ。

しかし、一日中、バックライトがつきっぱなしでそれも地味に気になる。これ安い蛍光管ですぐに切れたりしたらどうしよう、とおもってしまうんですよね。(今時LEDでしょうけど。LEDだって故障しないとはかぎらないし)と思ったら、しばらく置いていたら、消えました。

常時オフにできるといいのになあ。

補足

粒度を40段階に合わせられるのを生かして、使いこなすと、あら不思議。R440にも、カリタにも、ボンマックにもできない芸達者ぶり。 ちなみに一度に40秒しか動かせません。最低、後2台ないと業務用には間に合わないかも。2〜3台買って交代で使うか、それとも5年保証付けて270Wiを買ったとして、6年目に壊れないとも限らない。それまで元を取れるか? 元を取ろうとたくさん使うと、どうなるか? 

メーカーによると1日に1キロくらいにしてね、ということらしいので、270でさえ、1台では間に合わないかも。となると、エスプレッソ向けの270と ドリップ向けの270Wiの2台体制(しかも安心して使うにはそれぞれ予備が最低1台ずつないと無理です。たぶん)を組むしかなさそうですけど、そんなことするくらいなら、もう業務なら、どーんと、マールクーニック、というのもわかりますねえ。

かたや1日1000gかたや1分1000gもはや比較になりません。

ミルは焙煎の結果をひっくり返しかねない位の影響力があります。

単体で抽出も焙煎もひっくり返してしまうかも。正直、しっかりとしたリードミルで挽いた粉の開封したてというのは、結構、あなどれないですから(ごく一般受けする範囲のコーヒーの世界の話ではありますが)。