The Coffee Roaster House

Cup-on grinded coffee beans of decafe & specialities

ひさびさの連続4バッチ

エチオピア レケンプティ、ブラジル ボンバルディシャン農園PN、タンザニア サウステラ、エチオピア ゲシャ ナチュラルの順で久々に2.5kgずつ焙煎してみました。焙煎後の香りからすると、もう少し全体の吸気温を下げた方がよさげな感じです。

今回はかなりぎりぎりの排気でどうなるか試してみたので、実際飲んでみないとどうでるかわかりませんので、さっそく試してみました。

タンザニア サウステラ 今回、本当は アデラという銘柄を試したかったはずなんですが、たまたま販社の方の在庫が切れていて、自分の方も取り違えて頼んだものでしたが、思ったより、甘みも出て、癖も少なく、久々に浅めでも楽しめるタンザニアになりました。

ただ、やはり少し排気不足気味ですね。もう少し、最初の最初から、排気を強くしつつ、火力も前半からほとんど最大に近いところを使っていくつもりで、いってもよかったかもしれません。とはいえ、1日目にこれだと少し期待してもいいかもしれません。思ったより、使えそうな豆に感じます。ただ、これ以上深く煎らない方がよさそう。自分としてはちょっとだけ深めのシティ位のつもりです。

②ブラジル パルプドナチュラル この豆は以前、2年前くらいのロットで浅煎りでかなりスペシャリティ的な焙煎に向いているのは感じていたのですが、販社の方で、深煎りも可みたいにアピールしていたので、試しにフルシティの入り口近くまでいってみました。

まあ、当たり障りない、ごく普通の中深煎りのブラジルといったところでしょうか?この豆に対しては少しもったいない焙煎かと思いますが、酸味のかけらも残らなかったので、そういう意味では万人向けのバランスです。こういう焙煎だともっとスタンダードな豆でもいいのですけれど、このクラスの豆だとさすがに、原料の劣化に起因すると、くろちゃまめ的には思っているある種のテイストがかなり控えめになるので、やはり、スペシャリティ、なりの良さは感じられます。

③ エチオピア ゲシャ ナチュラル ちょっと煎り足りなかったかな。と正直思います。フルシティの入り口くらいまで煎ったつもりでしたが、実際この豆は、もう少し、時間にして、10秒程度かもしれませんし、温度にすれば2,3度程度は粘って、取り出してみてもよかったかと思います。

ただ、原料の良さはそれなりににじみ出て、十分な甘さがあり、それが酸味のとがった印象を和らげています。一般のスペシャルティの世界では、それなりに評価されるであろう、酸の質ではありますが、せっかくなので、もう少し香りを引き出したいところ、むしろ、こういうテイストでいいなら、思い切って深めにいってもよかったと思いました。

④ レケンプティ もともと、アイドリング用として購入していますので、あまり期待していないものの、実はそれなりに適切に焙煎して、しばらく置くと、結構、しっかりとした味を出してくれたり、香りもよかったりします。ただし、なんというか、あくまでもテストの題材という感じです。

しり上がりに印象がよくなるところを逆手にとって、エージングのテストの題材にしたり、しています。これ、ちょっと土臭いとしか言いようがないのですが、3日目以降は香りが引き立って、化けるかもしれません。思い切って火を入れると、初日だけは、本当に名店の扱った超高級豆の深煎りではないかと錯覚することもある豆ですが、ピークは半日も持たず、すぐに化けの皮は剥がれてしまいます。そこをあまり無理せず、ほどほどのところで合わせれば、だれにもわかりやすいモカらしさが出てきて、それなりに楽しめる銘柄だとは思います。

いずれも、時間的には少し間延びした焙煎になったので、本来の原料の個性からくる、揮発成分による芳香は控えめになりました。また全体に排気は不足気味だったのですが、実はファンの回転数を本来の4割程度まで落としての実験でしたので、これはむしろ想定内。

こういう感じだと、1クラス下のファンでも十分機能しそうなことが確認できました。

豆売りする場合、もう少しほんもののキャラメルを焦がしたような香りが直後から、盛大にするのが、どちらかというと正解で、こういう風になると日持ちはするのですが、飲み頃になるまで場合によってはそんなに深煎りでなくても2,3週間かかったりします。

その点、今回の焙煎であれば、そこまで待たなくても、十分なように思います。

早めに粉にしてドリップバッグにしてもよさそうです。10キロ近くできてしまったものをどうしようかと思っていましたが、役に立ちそうで、ホッとしました。