The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

暫定評価 直火 ディスカバリーでの焙煎

①ブラジル GUARIROBA ESTATE ミディアム~ハイ

入手して、かなりの時間が経過しているので、この条件で評価するのは酷ではありますが、商社がフルシティでの焙煎を推奨するのもわかります。かといって、本格的にフレンチ近くまで煎るくらいなら、他の豆の方がふさわしい。もっと早くためすべきでしたが、今回の焙煎ではスタンダードのいい方とあまり差はありません。最初の最初のバッチですので、うまくいく方が奇跡とおもえば、仕方ない。

②イエメン ハラーズ セミフレンチ

販社がシティを推奨しているところをここまで煎ってしまったのは失敗でした。でも、浅煎りだとおいしいかというと、それはそれ。ごく普通のハラーとかボールドグレンとかと大差ない感じがします。マタリの表示はありますが、なんといっても21世紀のマタリは、思わず、はったりと読みたくなります。(豆の値段は安くないです)

ミャンマー 星山 ハニー ミディアム

これは素晴らしい。ちょうどうまい具合に9分ぴったりで焙煎を終えられたのもあるかと思いますが、今回の焙煎でベスト。かつ、原料の品質もぴか一に感じます。

④とあるパナマ・ゲシャ ミディアム

エスメラルダがどうやっても手に入らないタイミングで、試しに入手してみたもの。

キロあたりで過去最高金額払ったはずですが、後半少し特徴的な芳香が感じられるのみでした。全体に、カリブの大粒豆の良さは感じられますが、いまひとつ。焙煎については、もっと積極的に火力をかけてもよかったし、連続して焙煎するんですから、もっと後の方にまわしてもよかったと思いました。

コスタリカ ソノラ農園 ナチュラル ミディアム~ハイ

コスタリカ、いいです。しかもナチュラル。でももっと良さを引き出せたかな。少し排気の加減に慣れたら、もっと良いはず。とはいえ、今回は、星山に完敗。

エチオピア グジ G1 フレンチ

これです、これ。煎りすぎたかなあ、と思っても、しっかりとした味と特徴的な芳香が残る。しかも伝統的なモカにつきものの、ある種の雑味感や人によっては受け付けない香りのかけらもありません。今回の焙煎のセカンドベスト。

⑦ホンジェラス セレクトマウンテン SHB ミディアム 

最近、この国を押す、スペシャリティの店が増えたなあとおもっていましたが、あまり真面目に取り組んだことはありませんでしたが、確かにいいです。

中南米の国の豆だなあというのが一発で感じられます。下手なエルサルバドルよりよっぽどよくて、入手しやすい。もっといろいろ試してみるべきだと思いました。

 

全て100gでの焙煎 投入温度は185度から199度辺りまでまちまち。

焙煎時間はフレンチでも10分ちょっとだったり、ミディアムでも11分台だったりまちまちです。

蓄熱性がコントロールされているようで、バッチ間でうまく合わせれば、投入温度一定で、焙煎することも不可能ではなさそうです。

今回のやり方だと3バッチ目から本番で行けそうです。