The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

二酸化炭素焙煎、水素焙煎の隠れたメリット

焙煎後にどう冷却するかは地味に重要です。

結構、これ、焙煎後の日持ちやエージングに影響すると思うからです。

以前、耐熱ガラスを使ってキンキンに冷やした容器に焙煎直後の豆を入れ、すぐに冷風を入れて冷やしてみたところ、まずまずの結果だったので、何度か試してみましたが、

最後の最後、冷凍庫でギリギリまで冷やしておいた氷に塩をかけて冷却した容器でやってみても思ったように効果があがらない上に、数回めには、割れてしまいました。

苦労したほどの甲斐がなかったわけですが、水素にせよ、炭酸ガスにせよ、気化熱を利用して、冷却すればとことんまで冷やせますので、冷却に関しては他のどんな焙煎方法も寄せ付けないメリットがあると思います。

ドライアイスでも、液体の水素でも、余裕でマイナス20度くらいまで持っていけそうです。

焙煎豆を普通に冷凍するとどうしても、冷凍臭がついてしまいがちですが、瞬時に急速冷凍して十分に低い温度を保てれば、問題なさそうです。

コストを度外視すれば、液体窒素でもいいかもしれません。

適切なタイミングでちょっとだけ酸素を含んだ空気を吹き込むようにすれば、自由自在にハゼのタイミングをコントロールしたりできそうです。

加熱は電気でありながら、ガスなど他の熱源に負けない風味が出せそうな気がします。

さらに焙煎後は、完全無欠な強制冷却が可能です。