Coffee Beans Kurochamame

for Dripbags, Coffeemakers and hand-brewing

空気の粘性の変化とカロリー

人力飛行機やグライダーを製作されておられる方の実感だと湿度の高い日は飛距離が伸びるそうです。余計な水蒸気があれば抵抗が増すような気がしますが、そうでもない。確かに水蒸気の比重は空気よりも低いので単純に考えても抵抗は減ることにはなります。

空気の粘性の変化はある程度数式で表すことができるのは確かです。

ではガスのバーナーについてはどうか。

焙煎機のガスバーナーの根元にはブンゼン式であれば小さなノズルがあって、これによって空気とガスとの混合具合が決まっています。

この部分の実際の動作を正確に記述するにはそれなりに流体力学の知識が必要で、自分の手には余るのですけれど、空気の粘性の変化の影響を受けているはずです。

季節によって焙煎にブレが生じやすいのはこの空気の粘性の変化に伴うガスのカロリーの変化がこれまで思っていたよりも大きいのではないかという気がします。

空気の密度の変化だけ考えて、供給される酸素の量を推定したところで変化の幅は数%なのですけれど、体感ではもっと大きな差に感じるからです。

それも、全体に10%余計にガスを消費するようになるといった単純な変化でなくて、ガスの流量や排気とのバランスでダイナミックに変化してしまうために、単純な修正ではカバーできないのだと思います。

日本のような四季の変化に富んだ環境で焙煎するというのは、とても繊細な作業であると改めて思います。