実は引き取った時から、真っ直ぐに回っていない感じがあり、ずっと、ドラムが偏心しているんではないかと心配していたのですが、杞憂でした。
最近、どうしても温まってくると異音がしてくるようになり、余計につけたセンサーが当たっているのではないかと何度も分解してみてみるのですが場所が特定できず、困っていました。何しろ、温まらないと音が確認できないのですが、一旦、温めてしまうと、次に分解するのは最短でも数時間後。内部は結構熱い部分が残るので、火傷するまでなくても、熱いのを我慢しながら分解するのはごめん被りたいところだからです。
なかなか、どうしてどこが当たっているのかわからなかったのですが、わずかにドラムの後端が接触しているのがやっとわかりました。なにしろ、何度か焙煎してやっとかすかに擦れ跡ができる位ですので、わからなかったのも無理はありません。
よくみると、バックパネルの穴も結構、歪んで開いていたりしまして、これはシュワルツシルト半径を超えた時空の歪が原因ではないかと思われます。
なんとドラムの前後のスペースは本当にギリギリな設計なので、ちょっと取り付けが1mm未満、0.5mmくらいのオーダーで外しただけでも接触する可能性が出てくる構造になっていることに初めて気がつきました。
やっと全体の仕組みがだいたいわかってきたので、再度調整して、新品の3キロとまったく遜色ないくらい綺麗に回るようになりました。
この穴が歪んで見えるのはiphoneのレンズの歪みではなく、たぶんこの年代のフジロイヤル謹製ロースター特有の時空の歪みだと思われます。
予熱完了できるかわからなかったのですが、今のうちにバーナー3333kcal/hで焙煎が可能か試してみることにしました。
40分すぎてやっと焙煎開始できそうな感じになってきましたが、ドラムに流入する熱風の温度は全開でも低めで200度を切ってしまいます。深煎りしたくてもできない。
ハゼさせるのもやっとという感じになりそうですので、とりあえず、200gで試してみようと思います。