Coffee Beans Kurochamame

for Dripbags, Coffeemakers and hand-brewing

インバータ環境でのニュートラル

インバーターを使用する場合、排気を絞るのはインバータでできるので通常ダンパーは全開状態のままでもいいのです。その方がダンパーを絞った場合に生じる抵抗がなく、スムーズに排気は流れます。

でもこれは逆に言ってしまえばスムーズに流れすぎるかもしれないのです。

ニュートラルを意識した焙煎では通常、ダンパーを操作します。それは、それとして、ダンパー操作と同じことをインバータのつまみやスイッチ(ダイヤル)でやろうとしても、同じようにはいかないでしょう。ダンパーを全開にした時点で全てが変わってくるからです。

同じことをしようとするなら、おおよそダンパーが操作しやすい範囲にインバーターの設定を固定して、思い切ってダンパーの操作だけで行うことです。

ダンパーを絞った時に感じる感覚とインバーターで周波数を落とした時に手に感じる感覚が同じということはありえません。

ダンパーを少し絞った状態で投入口に手を当てるのは掃除機のホースの先に小さなノズルをつけて手を当てているのに似ています。

インバーターで周波数を落としているのは、ホースの先に普段の吸い込み口をつけたままで根元のスイッチでモーターの回転数を落としているのと同じです。

どちらが感覚としてわかりやすいでしょう? 慣れればなんとかなるでしょうが、手に感じるものはまったく別の感覚ではないでしょうか?

音や振動なども含めて総合的に判断している人間の感覚には、もっともアナログ的な方法の方が相性がいいといえるかもしれません。

職人芸的な感覚でいくなら、インバーターは完全に脇役にならなければなりません。