The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

新春早々豆を洗うか洗わないかと part II

豆を乾燥させるにせよ、あるいは逆に洗うにせよ。他に変えられないメリットがあります。それは水分量を自分の好きなように調整できるということ。

今回、乾燥させてみた分とそうでない分を改めて比較してみたところ、微妙に何にもしない方が良い。乾燥させた方ももう少し時間が経つと追いつくかもしれないのですが、手間をかけただけの価値があるかといえば味に関してなし。香りはどうしても僅かに及ばない。ある程度、安定していれる可能性だけはあるものの、逆に乾燥工程にもブレがないように気を使わなくてはないのです。

ということで、やはり一回でうまく焙煎できるように頑張った方がいいだろうという結論になってしまいました。

しかし、逆に洗うという選択肢についてまたまた考えてみました。

冬場はカビの心配がほとんどないので、いろいろな実験がしやすいんですよね。

ですから、この季節のうちにいろいろ試してみようというわけです。

夏場、一部乾燥した環境に置いてしまって、フレーバーが抜けてしまっていた豆をどうしようかと思って、ちょうど良いので、水分を吸収させてみることにしました。

ただ、水に漬けるだけだと、良くても、元の豆の状態と同じか少し劣るくらいの結果にしかならないでしょう。それだとわざわざ手間をかける意味がない。

ということで、なんとかリカバリーもしくはそれ以上のことができないかと思って検討していたところ、水以外のものを吸収させてみることに。

とりあえずは、自分は基本下戸なんですけど、料理の調味料として購入してあった分でもてあまり気味だった、お酒、ワイン、ラム酒(これは焙煎豆をつけてみて分の残り)を利用することに。

やってみると、結構膨らみます。だいたい、フルシティかフレンチぐらいまで焙煎した時と変わらないくらい膨らんでいるように感じます。一晩だと見た目にもムラが多く、十分に吸いきっていない感じでしたが、それ以上置くとパンパンです。

どれくらい置いたらいいかわかりませんが後は乾燥の工程をどうするかです。

やっと水分計を買った意味があるかもしれません。

焙煎前に測るのは、手に持って重さを確かめたり、目で見たり、臭いを嗅ぐ程度である意味十分だったので、実際の焙煎の場面ではあまり使用していなかったんですよね。