Coffee Beans Kurochamame

for Dripbags, Coffeemakers and hand-brewing

珈琲豆のお漬物を煎ってみた

予熱準備中に、それぞれ30g、60gで炒ったものを除外して、合計10バッチ分の最終評価を行いました。

ブラインドだったら、どれがどのお酒を使ったものか判別は困難かと思います。葡萄の皮のような特徴的な渋みを感じたバッチも日にちが経つとほとんど目立たなくなり、それと入れ替わるように、ドライで粉にしたときの香りはとっても特徴的になります。

紙パックの日本酒でも少しいいワインでも赤でも白でも思ったほど差がありません。

連続して焙煎した中だと、液体の種類問わず、尻上がりに印象はよくなります。

わずかに浅めのバッチは独特のアンダー感と甘みが共存して悪くないのですけれど、これ、抽出の技術が試されるかもしれないところ。お店で自分で出して提供するならいいんですが、一般に配布するには厳しそう。深めに炒った分は、少しプラスチックを焦がしたような感じさえしてくるバッチさえあります。今回採用したマンデリンとの相性はあまりよくありません。

でも、最後の最後の1バッチは、あったかくても、冷めても、一級品。

あれ、ほんとにコーヒー? どこ、という感じです。

産地を言い当てられる方はほとんどいないかもしれません。

少しローズウォーターみたいな感じ。そうでなければ、天然のもものエキスを

少し入れたかどうかしたのではないかという、フレーバーに独特の香りとどこのコーヒーでも感じたことのない、新鮮かつおだやかな酸味、爽やかなアフター

これいいかも。少なくとも、自分も、たまに、少しくらいなら奮発して、飲んでもいいなあという感じはあるので。

しかし、これに普通のコーヒーの2倍どころか3倍の価値を感じていただけないと、とてもじゃないけどやっていけないくらいのエネルギーを要します。

…実験としてはとりあえず成功です。

課題は、廃液となるお酒をどうするかという点。またどうやってももともとの産地の個性をできる限り失わないで出せるか、です。