The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ふたたび復活の日 

ニュースをみていると、ウクライナの人々をはじめとして世界ではたくさんの人々が苦しんでいるなか、コーヒーなぞ飲んでのんびりしていていいのだろうかと疑問に思ったり、それにとどまらず、焙煎などにこだわったりして時間を使うのは言語道断という気分になるのですけれど…。

たとえば。

ロシヤの人々がウォッカの代わりにとびきり上等のスペシャルティコーヒーで暖を取るのがのが当たり前の世の中になって。

いつの日かヨーロッパの代表とロシヤの代表が世界一の焙煎士の焙煎とバリスタの抽出したコーヒーを手に恒久平和に向けての会議を厳かに、かつ和やかに行っている。

そういう未来が来ることを信じながら、今自分のことを集中するしかないと3キロの復活に挑むことにしました。

今日は思いのほか早く組み上がったので、豆はほとんど用意がなかったのですけれど、新しい補助バーナーの試運転で予熱した勢いで焙煎することにしました。

動かしてみると、あ、ドラムの回転方向が逆でした。左操作と右操作で回転方向が異なるのですけれど今回はインバータ式でなく、フジオリジナルのモーターをお借りしたので、配線を作り直さないといけないのをすっかり忘れていました。

火力もたった25%の違いなのに、全然感覚が違い戸惑うことばかり。

排気についてもほぼオリジナルに近い状態に戻していますが、あまりの弱さにびっくり、こんなにソフトに引いていたのか。

3F、4F建の屋根の上まで伸びるくらいの煙突が必要と田口氏が書かれていたのは本当にそうだろうとあらためて確認。

そのままオリジナルに近い状態に復旧するつもりがこれではどうにもならんと急遽、連続焙煎できる体制にシフト。

コロナ明けの兆しがみえつつあるところで、いつまでもこんなことばかりしていられないのですけれど。

ちなみに排出に焙煎時間の倍以上かかった?割にムラは少なくて、当日はひどいものでしたが、翌朝飲むと意外にいける。この銘柄だけかもしれませんが、デカフェは本当に懐が広いというか、どうなっているんでしょう。

3週間ほど前に焙煎してドリップバッグのフィルターにいれていたものを再評価してして、福岡でも有名なロースターの焙煎と思ったほど差がなくて、こちらは銘柄は完全には一致しないものの、焙煎度はどんぴしゃりでして、やはりある程度の焙煎が成立するコースに乗っていれば煎り止めのタイミングが最重要かなと思ったのです。

でも、いつもそうとも限らないというのも真なんですねえ。

今日1日だけでも、仮設状態で連続焙煎に挑戦して、早期に安定して焙煎できる環境を再構築し、世界平和の実現に向けて邁進してゆきます。