The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

フィルムの壁 ガスバリア性の限界

いろいろな袋のガスバリア性を調べていてびっくりしました。パッケージメーカーが脱酸素剤OKといって販売している袋のかなりの部分が自分が想定していたより一〇〇倍以上酸素を通しやすいようです。

これだと条件によっては一〇日以内で脱酸素剤の効果がなくなってしまう。

ガスバリア性を評価する基準について他所からとった袋と比較しようとしても公平に比較できるデータはなかなか表にでていなくて苦労します。というかきちんと表に表示しているところからだけ購入するようにしたほうがよさそう。しかしこれもHPの更新のミスで結構データが入れ替わっていたりして、いちいち照会しないと危ない。

それと素材メーカーもそれぞれの商品に有利な展開で説明してありますけど、我田引水感が強く、本当のところは袋として製品になったものを実際に使用条件で比較してみないとなんともいえなそうです。

一応国際的な規格はあるみたいですけれど、どこまであてにしていいやら。一つ確実に言えるのは、2022年の時点でもこの手の分野では日本はまだまだ世界の最先端にいるらしいことがわかるくらいです。

一般的にはアルミ蒸着、特殊な加工したポリエチレンなど、一般の袋、一般のビニールといった順番のようです。

ただし、見た目は普通の透明の袋でもアルミ蒸着よりもガスバリア性が高かったり、今いろいろあるようで、なかなか区別は大変です。

アルミ蒸着していても見かけだけで実際には大してガスバリア性のないものがあるなーと感じていたのですが、その謎が解けました。本当に一〇〇倍のオーダーで違いが生じているんですね。水蒸気の透過性についても数倍から一〇倍くらいの差はあるようですので、とても無視できるようなものではありませんです。