The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ドリップバッグ評価手順 再考 粉砕前後のCO2とO2

粉砕前後の扱いがどう影響するかテストするフォーマットをどうしようか現在

少し頭を悩ませています。

通常空気に触れさせたものとそうでないものとを比較するというはこれまでもある程度はやっていることではありました。

しかし普通にやったら、どの段階でもいつのまにかある程度の酸素に触れてしまいます。

また、それとは別に、CO2の影響を切り離すことが意外に難しいのです。

それで、まずしっかり脱気できる機械を導入します。

これまではCO2の発生は保存性を保つ味方だと思っていたので脱気したり、真空包装するつもりはまったくなかったのですが、そうでない可能性があるということで、可能な限り、内部のCO2を抜いてしまうこともできる装備を用意します。

でもこれだけでは足りません。いろいろ調べてみると酸素に触れさせないというのは本当に難しいものだと思います。

そこで、極力酸素に触れない条件で焙煎時の冷却後から保管できる仕組みを導入する予定です。

要するに真空パックの親戚みたいなものですけれど、うまくCO2を抜く作業を完了しつつも空気を締め出し、なおかつ酸素に触れにくい状態を維持できる環境を作り対照群として扱い。

それと対比させる形で、いろいろなタイミングで空気に触れさせて実験を行う予定です。

合わせて、本当に脱酸素剤が機能しているか、どの段階で、どのように使ったらいいか再評価してみようと思います。どうも、二酸化炭素だけ吸って、あまり酸素が吸えてなかったりすることあるようなのです。その結果、たまたま偶然に適度に酸素に触れてしまって、それも開いたタイミングがぴったりで、通常よりも長期間保管した割に、状態がいい、と判断した、といったことが結構あったように思うのです。

その辺りをしっかり検証してみようと思います。

今回は実験のスピードを加速するためあえてガスバリア性の低い素材を一部に採用したりして、実験を倍速化してみようと思いますが、それとは別に一部は初めから2年、3年後にテストする前提でしっかり記録を残して作成する予定です。

うまく行けば、焙煎前から製品の完成までの一括したシステムとして機能するような仕組みが生み出せればと思っています。

実験の主たる目的は、最終的には作成後3、4週間。最低2週間は開封直後はほとんどの方が挽きたてと錯覚する品質を保つこと。

次には賞味期限を本当にBEST BEFOREと言えるくらい、一般のコーヒー商品の煎りたて挽きたてと遜色ない品質を半年以上維持することですので、暫定結果は今月末には出せるでしょう。