The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

新型兵器あらわる

電源が入らないということでしたが、よく見ると断線していて、そこをつないだら、10秒で復帰しました。

ここに気づく前は少し悩みましたが、修理としてはごく簡単なもので、それだけでほとんど機能は回復したのですが、

前オーナーさんがWEBのマニュアル通りの粘度の低いオイルを入れたために、内部は油だらけでした。

以前分解に挑戦された方がいらしたみたいで肝心の真空ポンプの土台部分を締め忘れたり 

つっかい棒を戻し忘れていたため、この処置に少々手間取りました。油の違いはメーカーの技術者も把握しておらず。

ねじが効いていないのに、気が付かず、本体を傾けた時に中でポンプがごっそり動いてしまい、配線が外れてしまって、

いろいろあって大変でした。せっかく法律に則ってか配線図までつけてくれているので、

何とかなると思った

ら大間違い。わざと知らないと反対に配線しかねないようにかかれています。幸い間違っても壊れることはない部分なのですけれど、

全然親切でない。

古き、佳き(でもないか)日本のやり方ですかね。もう少しメンテナンス性を考えて作れば、世界に打って出て、何倍どころか、二けた以上の売り上げを確保することもできたでしょうに、今からだと遅いでしょうね。せっかく40年以上、中華ブランドの初期の性能以上の真空度を保てる技術があるのにもったいない。

真空包装機界のロレックスかベンツかといった具合(コーヒーの世界ならそれこそ、マールクーニックかDITTING かという)レベルで君臨できたでしょうに、惜しいなあ。


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外観程度もまずまずだし、思ったほど酷使した後はないので、普通にメンテしていけばまだまだ10年どころか20年ぐらい活躍できそうな元気な個体でした。

ビデオではカメラを持っている関係でたまたま手で押さえてますけど、右側の留め金を使えば、放っておいても最短20秒で99.6%以上(MAX)の真空度に到達します!まだ少し古いオイルが抜けていないみたいですが、どんどん早く引けるようになって、油の漏れも収まってきました。やった!!