The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

夏の焙煎こそ、バーナー増強か?

先日、暑い中焙煎した分を評価してみました。ある程度、火力を増したつもりでも、なぜかもうひとつプッシュが足りない感じ。特に3キロ 釜での焙煎の場合、今回初めて生豆で3キロ突っ込んでみたのですけれど、明らかに火力不足気味。例えば、普段なら最低2kPaでも弱いくらいというところで2割増のカロリーを得るには、4割増のガス圧が必要。となると、本当はいっきに4kpaかけていきたいくらい、せめて、3kpa、といっても、一歩とどかず。今の環境で2.9kpaが最大で、ここで頭打ちです。

ここまで上げてもなんだかガスはとても薄い感じがして、もう間に合いません。排気の具合ももう少し上げてみようと思うのですけれど、ガス圧の方が間に合わない。もうどうにも仕方ない感じです。

今回初めて投入温度を220度というのもやってみたのですけれど、あまり意味がなかった。というよりほとんど逆効果でした。

ちなみに温度が15度から30度まで上昇するとプロパンのガス圧はおおよそ1.48倍になるようです。それだけ薄くなるということです。ということは発生するカロリーは-18%くらいになる計算になります。実際のガスの温度を正確に知ることは難しいのですが、たとえば数週間前気温が20度前後の条件で焙煎していたところ、35度になる条件だと、やはりカロリーは2割近く落ちるということになります。そこで、この季節ごとのガスのカロリーの差をカバーするために、夏場だけ、バーナー増強体制でいくことにことにしました。

慣れれば、一年中この構成でもいいかもしれないのですけれど、7333と1/3カロリー(実際に発生する熱量でなくて、バーナーの公称熱量)だとちょうど2割増くらいになるのでうまくバランスが取れるのかなと。

焙煎後の保管条件の差をテストする環境がそろそろ整うのでさっそくRETRYしてみます。