The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

粉については全滅!?

7月に入ってから、焙煎したものをピークまで見届けてから新製法で包装したものを本日評価してみました。

結果は、最終は2週間以上空けて判断するつもりでしたが、粉についてはすでに惨敗。

まるで粉の使用量を3分の1にしたのではないかというレベルの薄さです。見た目でも薄く感じますが、味わいは、ほとんどコーヒーらしさが残らない。タンザニアとコロンビアをうっかりすると取り違えかねないくらいコーヒーらしさが残りません。

バルブの類を使わずにすむメリットをいかすどころか、もう何も残りそうにありません。

この味気なさは、以前、焙煎直後の豆に乾燥剤をたくさん仕込んだ時のことを思い出しました。いくら設定を変えてもある程度引いた時点でほぼNG確定です。いやなら途中で手動で止めるしかない。基本、粉の場合、到達真空度をいかに落としたところで、引かない方が良いという結果になりそうです。

いちおう念の為、焙煎直後にやった場合、一晩置いた後、3日後、と言った具合にやってみて、再度評価してみようと思いますが、粉については、2年以上前からアイデアとしてはもっていた一番原始的な方法で行くのが今のところベストに近い選択肢といえそうです。

豆についてはどうか。たぶんですが、これも使わない方が良さそうですが、ひょっとしたら、粉と違って、うまくいいところで設定できれば、バルブを使うデメリットと比べて、いくらかいい条件に持ち込める可能性があります。

真空パックした方が高級感があると感じられる方も一部にいらっしゃるみたいですしね。自分の場合、ぴちぴちになるまで引いたりはしないとは思いますが。

新兵器はこれまでのところ、あまり品質の向上には役立っていませんけれど、どのタイミングでコーヒーらしいフレーバーが発生しているかというヒントが見付かればと思っています。せめて。