The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

豆についてはどうか(開封20時間後)

一晩開封してそれなりに空気に触れる条件において再評価しました。

銘柄はコロンビアです。

1)真空度70%まで引いたもの

最初の一口から甘く穏やかで飲みやすい。ある程度飲みなれた方なら、まさしくコロンビアと納得いただけるバランス。冷めてくるにつれ、余計に酸素に触れた感は出始めているが、包装するタイミングを焙煎からもっと早くすれば解消できる可能性がある。

冷めてしまうと最後まで飲み干すのが少々辛い。

2)真空度90%まで引いたもの

クリアかつすっきり辛口淡麗と言った感じ。酸味の印象がより強い。同じ条件だと少し薄めに入る。また炭酸ガスによる粉の膨らみも少ない。抽出効率は1割以上落ちている感じ。ただし、冷めれば冷めるほど、クリア感は増し、より濃く感じるとともに、1より印象は良くなり、やがて逆転する。ただし、最初の膨らみ具合で、古い豆でないかと疑われる可能性は高い。

どちらもドライの香りは素晴らしく、甲乙つけ難い感じです。

やはり豆においても可能な限り控えめに引いた方が結果(特に第一印象)は良さそうです。膨らまないとそれだけで印象は悪くなりますからね。

ただし、袋の膨らみ具合とのバランスもあって、バルブを使わない場合、全く引かないというのも難しい。

真空引きは開封前だけでなく、それまで酸素に触れる機会が少ない分、開封してから楽しみの幅が広がったり、いくらか寿命を延長できる可能性があることがわかります。

逆に開封直後だと、あまり評価されない可能性もありますので、この辺りは一長一短というところでしょうか。