The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ローストカラーの判断

最近、自分の焙煎機でのローストカラーの変化の度合いが大きく変わりまして、どうも時間が経てば経つほど、内側のロースト具合を反映した色合いに変化してゆくというのは従来通りですが、内側までムラなく熱が入りやすくなった分、これまで以上に深く見える傾向が出てきました。

とくに少し焙煎に時間をかけてしまったものはその傾向が強い。

今になってローストカラーアナライザの利用も視野に入れないと正確に判断は難しいのではないかと思うようになってきました。

もっとも今の条件で慣れてしまえばこれまで以上に狙ったところに持って行けそうではあります。内側と外側のギャップが相対的に縮まっているわけですから。

久しぶりに気になってローストカラーアナライザについて調べてみました。

新しいLIGHT TELLSのローストカラーアナライザでは粉にしたときの粒度の揃い方(UNIFORMITY)、さらに粒度分布まで一瞬にして測定してくれるみたいでとても便利かと思いますが、残念ながら、自分が一番みてみたいと思う、一粒一粒ごとの焙煎度の分布は流石に測れないようです。

まあ、無理ないと思います。映像処理部分の分解能が高ければ粒度分布を見るのはワンショットで可能と思いますし、ちょっとCPUにコストをかけて処理能力をあげれば簡単に実現できます。というか本当はiphoneのカメラ程度でも周辺の光環境をうまくこんとろーるすれば同等以上のことはできるはず。これは確かにミルの性能の違いを比較したり、焙煎の仕方がどれくらい粉砕後の粒度に影響するか調べたり、ミルの刃の交換時期を判断するにはとても役に立つでしょう。

しかし、日々のバッチのロースト具合を管理するという立場からは肝心な部分が手付かずのままと感じます。

そうはいっても、ここをさらに機能アップしようとすると、測定スピードや精度を確保するハードルはとてつもなく高くなるので、当面は世の中に出回ることはなさそう。

それとも、どこかの新興国のメーカーがやってくれるでしょうか?

自分にとってはオリジナルモデルと新型の実際の有用性は大差ないと感じます。

とはいえどうせ買うなら新しい方がいいやとなってしまいますよね。どうしても。