The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

2022年最後の大改修⑧ メインバーナーのオフセット配置

バーナーの配置というのはきっちりドラムのセンターに合わせてあるようです。

これは日本人的な几帳面さもあると思いますし、視覚的なバランスもあると思います。

オフセットをつけたりしたら、購入した人からクレームが来るかもしれません。

でも、実際にはドラムの回転方向は一定ですので、豆はいつもドラムの中では片方に偏在しているんですよね。ですから、そこに合わせようと考えると、反時計回りの焙煎機の場合、バーナーは少し奥側(向かって右側)にオフセットして取り付けられていてもいいはずです。

実際はドラムは回転していますので伝熱への影響は無視できる範囲かと思いますが、焙煎機全体に伝わる熱とか熱風を通して豆に伝わる熱はオフセットした方が増大するはずですし、豆温度の表示にも影響するはずです。

しかし、そんなことできないよなーと思っていたのですが、ちょっと閃きました。今回はLED換算3Wくらい行っているかもしれません。実際に動かせる分はせいぜい1センチくらいしかありませんけど、ちょっと奥にずらしてあげることができそうです。

これ、少しサブバーナーでギチギチの手前側を広くできるので、4本に減らす予定のメインバーナーをひょっとしたら、5本に復活できるかも。実際やってみて4本まで減らさない方がいいかもしれないと思う点ががあったこともあり。

今回、なんとかメインバーナーを減らしてまで、サブバーナーの火力をあげてバランスを取ろうとしています。さらに整流板まで用意して火力を絞りやすくしようとしていますが、せっかくあるものをわざわざ潰すのももったいないですからね。

トータルの火力は一万カロリーで焙煎の質を考えると、ほぼ天井というかそれ以上は不要なので絶対値は求めませんけれど、サブとメインの割合の変化の幅をとれた方がいいし、やはり思い切って火力をかけるときはかけたいですからね。それにはメインバーナー単体での火力もないよりはあるは越したことはないわけです。

実はきちんと燃焼室が囲われていて、ドラムまで十分な距離があるし、しっかり排気もしているので、もともとサブバーナーたくさん無理やりつめこむ以外にも火力のアップの方法は他にもあるわけでして、その方が面倒がないといえばない。

バーナートップの合計熱量表示はほぼ15000kcal/h達成できそうです。しかし、いい加減これくらいにしないと、火力オーバーで1分台ではぜ始めたりしかねないところです。