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just around five pounds retreat

2022年最後の大改修 ⑩ 燃焼室周りの改修2

どうしてもある程度、メインバーナーをオフセットさせようとすると、サブバーナーの先端とぶつかってしまいます。3センチだとぎりぎり。でもどうせならもっと引っ込めたい。

と、立体的に燃焼室の内部の構成を考えていて、シンプルな解決法を思いつきました。

これまではサブバーナーを鉄のチャンネルにねじ止めしていたのですが、それをやめて、バーナーの土台部分に丸ごと乗せればなんとかうまく収まりそうです。少しだけ上げて、ちょっとかかるくらいなら、ほとんど問題ない。あとはその位置でうまく止まるようにどう固定するかだけになります。サブのバーナーの配置が少し高くなりますが、これはその分少しだけ火力を下げる程度でほとんどこれまでと同等にできるでしょう。

これをやると、5センチ近く奥にオフセットできるので、手前部分にもサブバーナーを配置できるだけでなく、元々ついているバーナーも減らさずに6本で行くことができそうです。もちろん、やっぱりコントロール性を重視しようと思って、メインを5本、4本に絞ることも簡単です。

ただ、サブバーナー5本というのは操作や管理にちょっといろいろ面倒に感じる部分もありまして、サブ3本ないし、4本にするかもしれません。

と言いますのは、新しく手に入れた方のバーナーを従来のものと比較して、お湯を沸かしてみたところ、どうみても20%以上強力なのです。そこで改めて調べてみますと。

LPガスだけ、ガスの消費量で表記されているので15度でのガスの熱量から単純計算していたのですが、それは間違っていたようで、実際には1本あたり2300kcal/h発生しているようです。それと、その気になれば、ちょっとアップして2500kcal/h位まで発生させても全然、問題ないようです。昔の都市ガス向けに作られたモデルでは実際に2500出ているようですから。

これで4本でちょうど1万キロカロリーというのはわかりやすくて、簡単にできることになります。また以前の少し火力の落ちるものと組み合わせて、3本で約6000kcal/hとしてメインバーナーの熱量と揃えても良さそうです。

サブバーナー部分をこれ以上増やしてまで熱量を揃えようとは思えないのですけど、一応、最大17500kcal/h構成にできてしまう計算になります。

ただし、1万キロカロリー超えた時点であまり焙煎そのものの改善には役に立ちにくくなるので、かえって操作しにくくなると全く意味がないのですけれどね。