The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

MK4を試してMILL ①?

ようやく届いたMK4でコーヒーを入れてみました。今さら自分が評価してどういういうものでもないかと思ったのですが、テイストの第一印象は、もう20年以上前から普通に使っているとある日本のハンドミルと比べて際立ったメリットは感じません。

しかしながら、やはりとても扱いやすい。

極深煎りでなければ40gくらいまで一度にひけるようです。少し下の受け瓶のあたりをもって回すと浅煎りでもそんなに握力を要求されません。

東洋人の特に女性には少し太くて持ちにくいかもしれないサイズではありますが、そのためにハンドルと反対側の手にそんなに力を入れなくてもスムーズにひけます。

人によっては台の上にゴム製のシートなどを敷いてその上で上から抑えるようにして、ひくようにすればもっともっと楽にひけるかもしれません。

ただ、やはり体幹の近く、腰の近くになるべく本体を持って行って、手先でなくてお腹に力を入れるようにして挽いた方がたいていの人にとってはやりやすいと思います。

それができない人にとっては別のミルを選ばれた方がいいかもしれません。その点はザッセンハウスの方が考えられているようにも見受けられます。

とはいえ、上手く使えれば、過去使ったハンドミルの中ではもっとも挽きやすい感じがしますし、もちろん、豆が飛び出ることもない。

結構、いいなと思ったのは、ミルの歯に絡まるように残る粉がほとんどなくて、センターカットからでるチャフのカスがすこしだけ後から出てくるくらいで済むことです。

ミルによってはごっそり、豆数個分くらい後から出てくることもあるので、この点だけとっても、相応の価値があると思います。コンタミは最小でしょう。

シャープにカットされた感じは、おろしたての他のミルに一歩譲るかもしれませんが、安定していい状態を長く保ってくれそうです。

コーヒーという枠に収まらず、道具としてはおそらく最上クラスですね。