The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

N047の再評価と今後

もう一つかなと思ったN047はほぼこのままでケニアに近しいタンザニアその他の焙煎にもそのまま活かせそうな感じがありまして、思ったより本格的なコーヒーになりました。

ただあえていいますと、特に冷め切ると、やはり当初の評価の通り、ちょっとオーバーロースト気味の収斂味も感じられますし、関東とか本州のいい水だと引き立つであろう綺麗な酸味は控えめです。

とはいえ、acidity(有機酸の風味)はしっかり感じられ、抽出効率も高く、6gまで落としても評価できそうですし、スィートネスはsourness(特に日本人が感じる酸っぱさ、九州人が嫌がる尖った酸味)を包み込むのに十分で嫌味はほとんど感じられません。

自分としてはもう少しじっくり煎りこんで、ボディ中心のゆったりとしたコーヒーか、そうでなければ、もう少し素材のジューシー感が強く出て特徴的なアロマの富んだ焙煎のどちらかを指向していたのですが、これは、その両者の中間でありながら、中途半端にならずに、ほどほどのバランスを保っていて、なかなか面白いコーヒーになっています。

予想外でした。ということで、この第三のスタイルも追求してみたいと思います。

こうしてみると、耐熱性のない箸を使ったスペーサーを除けば、この焙煎器、最初から完成されていたように思います。

当面は焙煎量をあまり欲張らず、フライパンも最初のものだけで再現性を確保することを優先しようと思います。

やはりバーナーの排気は肝ですね。実は豆の排気と同程度かと思っていたら、それ以上のようです。これに懲りて、バーナーの排気を焙煎中に自在に変更できる仕組みを考えました。

遮熱板とフライパンを一体化して、コンロの上で回転させて排気を変化させるやり方です。これ如何に蓋の重みを支えている遮熱板を自然にズボンを下ろすように自然に下げるかが問題で火傷しないようにしないといけないんですけど。いってみれば課題はただそれだけ。

予熱中はほぼ閉じていて、途中で半分程度開けたり、特に焙煎の後半や火力を上げた時や冬場なら100%持ち上げて、最大限空気の通り道を確保する、と言った感じで、何段階かちょっと回転させただけで調整できる仕組みです。これで熱効率とクォリティをある程度両立できるでしょうし、いくらか暑い思いをしなくてすみます。換気扇を強く効かせると騒音もあるし、実は地味に焙煎に影響するのであまりやりたくないのですよね。強くすればするほど予測不能な変化につながる感じがありますので。

この焙煎中のトランスフォーメーション、火傷しないように気を付けさえすれば、わりかし簡単にできると思います。これでうまくフライパン内に流入してしまう超高温の熱風をコントロールできればもっといい結果が得られてもおかしくありません。