The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

28バッチの評価 ③

#17  エチオピア 早い者勝ちでないナチュラル 200g

#16がG3でこちらはG1扱いらしいのですが、さほど差は感じません。特に冷めた後、少し酸味が尖った感じがあったりは似通っています。焙煎でカバーすべきことかもしれませんが、冷めると少し重く感じる。軽く爽やかなモカというわけには行きませんでした。もう少しで#16を大量購入する寸前でしたがあやうく思いとどまりました。温かい時の印象のままだったら、買えるだけ買い込んでも後悔しなさそうでしたが、短い夢に終わりました。

 #18  ブルンジ 200g

ああ、ブルンジ。現時点で産地の特徴はほとんど感じられない焙煎になってしまいました。豆そのものにあきらかなディフェクトはなさそうです。単純に煎りすぎて短期間の評価には向きません。3週間くらい様子を見て再評価が必要だと思います。

14バッチ目あたりから顕著なのですけれど、豆から発散する香りからすると、ほぼ理想的に焙煎は進行しているはずなのに、かすかにナマ感がしています。どうも新しくつけた増強バーナーは200gでの焙煎に関しては逆効果になっている疑いがあります。先回までの構成でも最大17バッチまでしかできていないので、そもそもが未知の世界なのですが、新しく増強するバーナーは奥側に追加するか、パイロットバーナーを外して低い位置につけるのが正解かと思われます。

 #19  コスタリカ ブラックハニー 200g

コスタリカらしさをほとんど感じさせない焙煎となってしまっています。なにより特徴的な酸味がほとんど前面に出てきません。それなりの甘さはあります。だから何という感じです。中米はそこそこ上等なワインにも負けない酸味が特徴的な銘柄が多いのですが、これは焙煎の問題かと思います。ミディアム相当の焙煎度で評価すべきでした。

 #20  マンデリン リントン? 200g

スペシャルティのマンデリンらしい。際立つ酸味です。とてもチャーミングだと思います。新世代のマンデリンですね。煎り具合はこれくらいで良さそうです。豆の外側はハイ相当です。引いても印象は深めのハイくらい。