The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ちょっと煎っ太郎 R-005②

せっかく専用の台を用意してまで試運転したので、ついでにプロパンも用意して1バッチだけ焙煎してみることにしました。使用する豆は今度はカカオでなくて、アラビカ種のデカフェです。

最初は都市ガスで前半部分全開で様子を見てみます。

標準焙煎量の半分程度でも13Aだとはぜるところまでどうしても持って行けず、仕方なく、途中でプロパンにバトンタッチ。焙煎時間は12分台で焙煎度としては一部が浅めのミディアムから一部ハイに相当するレンジにまたがっている状態です。

ぎりぎり古典的な焙煎のスタイルに近いところで、たまたま投入口からキッチンスケールを突っ込んで測った温度の推移もほとんど3キロの温度計の表示とほぼ同じ感覚でした。結構煎りやすいですね。

結果は、都市ガス→プロパンという変則的な焙煎でしかも初めてのバッチなのにも関わらず、そこそこ珈琲らしくなっています。(デカフェですけど)

さすがに原料の良さが引き立つ焙煎にはなっていません。そういう結果をえるには焙煎時間自体が長すぎました。焙煎時間の割にムラは大きめではありますが、飲用に適さないレベルではありません。少し条件を整えれば見かけも含めて、市販の豆に遜色のない仕上がりにできるでしょう。大して試行錯誤する必要もなさそう。意外に楽です。

この条件では排気がどうとか問題にする必要はほとんど感じられませんし、特に癖がつくと言った感じはしません。

少なくともスタンダードな焙煎で不自由することはなさそう。

これだけ焙煎量があれば立派な商売の道具にもなり得るでしょう。

でも、使っていると、いろいろ欲も出てくるんですよね。結局。

それでも、最初に使いこなす道具としてみて、実に面白いと思います。

自分もここから始めてみて良かったかな、と思うくらいです。