The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

ちょっと煎っ太郎 R-005①

たまたまフジロイヤルの煎っ太郎をお借りすることができたので、コーヒーでもいったろうかと思ったのですが、都市ガスだとコーヒーの焙煎に必要なカロリーが発生していなーいプロパン仕様なので、コーヒー豆はやめて、とりあえずカカオを焙煎してみました。

なるほど、ドラムのサイズからしても、これうまくすればR101よりも焙煎量稼げそうです。ドラム周りの熱容量がこれくらいの方がいろいろ都合良いかもしれません。

あまり排気とかチャフの煙で豆が燻されるのを防ごうとかそういうことは考えられていません。だいたいチャフを受ける皿なんかもない。これはどちらかというと大坊モデルとかの手廻しの延長で焙煎するイメージなのでしょうか。実際にドラムも傾いて回っていますしねえ。ドラムの容量がある分、むしろそういうのは不要という考え方かも。

商業用の焙煎機としては、未完成、というか。もともとサンプルロースターとか教育用という位置付けなんでしょう。

バーナーの火力も熱効率を重視しない作りなので、100gとかでの焙煎でも思ったように仕上げるのは意外に難しいかもしれません。オリジナルのままだと浅煎りのスペシャルティとかだと少々厳しいかも。使えば使うほどガス代に音を上げて買い替えてもらえればということ??

逆にこれは、メーカーの想定した使い方を離れて、豆がこぼれ落ちないように工夫したりして、うまくすれば、熱効率も上がって、ディスカバリーに十分匹敵する焙煎もありえない話ではなさそう。

排気の問題への対策は、簡単な仕組みで実現は厳しい。

旧フレーバーコーヒーの中川さん並みかそれ以上の工作スキルが必要か。

しかし、ある意味、ディスカバリーよりもどっしりとしっかりとした作りなので、いろいろな可能性を感じます。器としては業務用の1キロに限りなく近いかあっけらかんとして開放的な作りが吉と出ればある意味、それ以上かも。

これ、このままだと個人的にはコーヒーの焙煎しようという気にはなかなかなれませんけれど。

下手すると簡単にディスカバリーやR103あたりに負けない焙煎ができてしまうポテンシャルがばれてしまいそうだから、あえての仕様ではないかと疑ってしまいます。
構造的にいい位置に豆温度計つけるのが簡単でなさそうだったり、使い勝手を向上させようとすると障害になりかねない点もいろいろありはしますけれど。それだけではありません。改めて見れば見るほど、えーとかヘーっと思うところもありまして面白い。

うむぬぬ。あなどれないかも。