Chargeから少し経った時点で、白い小麦粉は少し色がついたように見えています。
DRYEND辺りで鍋底に直接触れている部分が茶色くなってきます。
本格的に小麦粉がはったいこのような、少しきな粉にも通じるような好ましく焦がれかかった感じのいい匂いを発し始めるところが、FCSです。短時間とはいえ、ピークの温度は200度超えてしまっていますが、本来せいぜい195度くらいに抑えた方がより良かったと思います。この時点で十分に少し深めの狐色っぽくなります。実はほとんどコーヒー豆のミディアムと色合いは一致します。本来はすぐにカレー粉を入れて仕上げますが、今回は間違ってカレー粉を高温に晒さないようにいったん、100度以下まで落としています。
SCSでカレー粉を投入しています。カレー粉の投入である程度温度が下がるので投入温度は120度以下くらいであれば大丈夫でしょう。
投入後、110度を超えるあたりから少し漢方薬に似たような匂いがひときわ強く立ち込めてきますので、ほぼこれくらいの温度に全体が達したと思えるタイミングで火力を落とすといいと思います。
これを過ぎると、不要な苦味の成分が主体となり、カレーらしい香りなどは急速に失われます。