おおよそ48時間から72時間ほどお豆をいろいろなお酒につけてから焙煎してみました。
いろいろな要素が絡んでなかなか評価がしづらいです。
ただ一つ言えること。
液体につけると必ず、何らかの成分が抜けてしまうこと。その分をどうやってリカバーするか、あるいは抜ける分以上のプラスを出せるかが鍵になりそうです。
比較対象としてカフェインレスのグアテマラを煎ってみましたが、こちらの方はきちんと元に戻す工程が入っていて、それなりに復元している感じはあります。思ったより美味しい。入荷からかなり時間が経っているのですが、もうすこしいい条件で焙煎すれば、ほとんどの方に喜んでもらえそうですし、意外に甘味が強くいい豆でした。さすが、グアテマラです。
焙煎中に思ったよりチャフが飛ばなかったのが意外でした。
なるべくシルバースキンが剥がれないように作業したつもりでしたし、別にごしごし洗ったわけでもないんですが、どうなっているんでしょう。
やはり差が分かりやすかったのはラムで処理した分と、フルボディの赤ワインで処理した分でした。特に後者は葡萄の皮由来の渋みが特徴的で多分タンニンが主体かと思いますが、豆から出る渋みとは一味違って、面白いといえば、面白い。
ただし、同じワインで処理してもマンデリンはあまり効果がない。
豆や精製方法との相性も相当ありそうです。
それとハゼ方もぜんぜん変わってしまう。もう別の豆ですね。
あまり浅く煎り上げると、どうしても見た目はムラが出るのですが、それを気にせず、早めに上げて、粉にしたり、ドリップバッグにしたほうが結果は良さそうです。
まだまだいろいろトライしてみる余地はあります。