The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

焙煎合宿 リトリートを振り返る②

焙煎合宿の感想で焙煎についてあまり触れないのも変なので少し。

今回、いろいろなメーカーの焙煎機を使って、プロとして活躍されている方々の焙煎するのをみていて、いろいろなスタイルがあることや焙煎機の特性による違いの大きさを知ることができました。

ある程度プロファイルが揃っていさえすれば、当然、焙煎度もだいたい揃うので、ほどほどに一定した結果が得られる、ということはあるかと思いますが、やはり焙煎機の特性というか、個性というか、個体ごとの癖みたいなものも含めて、けっして無視はできないと思いますし、また焙煎者の個性みたいなものも、また反映されるものと思います。

 それでも、やはりプロの道具として一般に受け入れられているものは、失敗しにくく、ある程度の範囲で収まるように工夫されていますね。(ここは、フジロイヤルの一部を除く、かもですが)

今回、焙煎合宿で提供いただいていた焙煎機の中で、ディスカバリーが少なからず曲者っぽく感じました。でもケニアでトップレベルで評価が高かったのは、ディスカバリーで焙煎したものだったりしましたので、サンプルロースター、マイクロロースターとして最上級に近く、優秀であることだけはおそらくは間違いありません。

 今回、できれば3キロとか5キロとかもあると嬉しかったです。(以前のリトリートではエントリーはあったようですが、今回はディスカバリー2台だけでした。両方とも半熱風でしたが、片方だけでも直火だったら、おもしろかったし、試してみたかったと思います。

ちなみに今回、2回焙煎させていただいた、プロバット、あの蓄熱性の高さは特に北国で安定して焙煎するには強力な武器と思いますが、九州の気候の中では、慣れない私には少し持て余しそうに感じました。(もちろん、あのどっしりとした風格は頼もしいところでもありますが)ドイツの緯度は北海道並ですので、そういうところからすると、イタリアの焙煎機とか意外に九州には向いていそうではあります。