The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

今度は適正な燃焼後の排気について検討してみる 不完全燃焼にならないためにも

再び、C3H8+5O2→3CO2+4H2O という式で検討します。

全開で燃焼している条件での酸素の消費量から、必要とされるエアフローは75リットル/分でした。(プロパンはバーナーについたノズルから別経路で流入しています。)

この中の酸素(15リットル)がすべて燃焼に使われるとしたら、その時に発生する燃焼後の気体はそれぞれCO2 9リットル、H2Oが 12リットルの合計21リットル。

ただし、燃焼後は温度が上昇し、体積が増しますので、ここでは燃焼後の温度が重要です。勘ピューターで仮に450度とした場合、体積は2.65倍になるため、55.6リットル/分。(仮に600度とした場合、約3.2倍として、約67リットル/分。)

燃え残りの窒素等がそれぞれ、159リットル(192リットル)。すべてを合わせると、165リットル/分(260リットル/分)となり、この程度の排気の流量は最低でも確保しないと不完全燃焼のリスクが生じます。これは先ほど取り上げたヘヤドライヤー程度でも作り出せる風量です。

ということで空気を若干無理やり押し込んで、シリンダー側に押し出すようにします。