The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

油が馴染みにくかった鉄フライパンの謎解ける!?①

今、Artisanに使用しているフライパン。実は煮物を含むほとんどの調理に使っておりまして、このタイプで間に合うことはほとんどこれで間に合わせています。他に中華鍋(北京鍋)もありましてたまに使ったりしますけれど、ガスで焼くものは大抵、ごく普通サイズの26cmのフライパンです。この形状のフライパンで家庭用の火力だと、26cmが実用上では実質最大クラスで28cm以上になるとどうしてもムラが拡大したり、火力不足に感じやすい。30cmくらいで実用になるのは炒め用の、中華鍋みたいな形でならぎりぎりなんとかというくらい。実は27cmくらいの方が作る量は限られるけど使いやすい。

さて、このフライパン、一応、某有名メーカーの少し厚手のタイプを選んだつもりでしたので、長く安心して使えると思っていたのですが、使用開始して、そんなに経たないうちに、底面が湾曲してしまって、それだけで、けっこう使いずらい。

それになかなか油が馴染んだ感じになりにくくて、ずっと苦労していまして、なおかつ、ここのところ枝(ハンドル)部分が緩んできて、結構危ない。もう10年近く、いやそれ以上使っているかもしれないのですが、購入履歴もはっきりしないので、交換部品の手配もままならず。

改めて、当時と同じメーカーをあたってみていて気がついたこと。

ほとんどハンドル部分の構造とか同じようにも思えるのですが、肝心の付け根の部分の構造が全然違う。

モデルチェンジしたのかもしれないと、考えられる限り昔の画像も当たってみたのですが、該当モデルがない。

どうも、これ某有名メーカーのコピー商品だったみたい。

どおりで、過去最悪レベルで油馴染みが悪く、使いにくかったわけです。。

こういうことなら、初めからもっといいものをしっかり調べて購入すればよかったと思ってしまいました。

次はハンドル部分を交換しないで済むタイプか、やはり本物のオリジナルを一回試してみるかですね。今使っているタイプは厚みが確か1,6mmか重量からすると、ひょっとしたら1.8-2.0mmあるかないかなのでまだまだ本格的な焼き物には蓄熱性が足りません。

プレス品の場合、丁寧につくられているものであったとしても、残存応力がそれなりに発生するので、極力強火を避けて、予防するしかないのですが。3.2mmとかやはり厚みが倍くらいあると違うはず。薄くても、きちんと作ってくれれば、もっと歪みにくいと思うんですけど、ある程度は仕方ない。

そういうのが許せない場合、鋳物がよいです。(鍛造も)

ただし、鋳物で厚みが4mmとかあると、もう重くて使う気になれません。2kg超えるとちょっと普段使いには結構気合いがいる。かつて2kg前後あるという36cmの厚手の鍛造北京鍋を購入して懲りておりまして、かといって小さめにして重量を抑えるわけにもいかず。まとめて多めに作ったり、色々やることが多いのでサイズは基本26cmくらいないと不便に感じます。鋳物だととてつもなく重くなるのは間違いない。だいたい3キロくらい?

そう思って調べてみると、今、新しい製造工程で軽量化したタイプもあるようでした。ということで、今後は新しいフライパンで、といったんは思ったのですが。

なんだかんだ言って、1kgちょっと超える程度のこの重さは自分にとってまずまず使いやすい範囲に収まっていますので、焼きムラが問題になりにくい調理に使うつもりで、とりあえずは久しぶりに油慣らしらしきことをやってみることにしました。

油慣らしにはヨウ素価の高い、えごま油やアマニ油が向いていることを調べてみて、今回発見しましたが、とりあえずは手持ちのキャノーラ油で代用するしかない。これでうまくつかいこなせるか?