The Coffee Roaster House

Cup-on grinded coffee beans of decafe & specialities

浅煎り(中煎含む)と深煎りの境目とフォッサマグナな話

なんだか、ちょうど中部地方あたりを境にどちらかというと東は浅煎り肯定派がおおくて、関西以南は深煎りが多いような気がしたり、よく言われるように、田舎ほど、南ほど、九州ほど、深煎り好きだとか、甘い珈琲でないとだめだとか、いわれますけど。

実際、自分自身、あの東京の23区内近辺の水でさえ、どちらかというと浅めのほうが好ましいかもと思うことがあるので、ひょっとしたら、関東ローム層を抜けてきた水は、浅煎りも含めたあらゆるコーヒーを楽しめる特性があるのかもと思っていました。

それが関西ですと、お酒にいいという神戸の水も少し、コーヒーに関してはニュートラルでない感じがありまして、対照的に、山梨や軽井沢の南アルプスの水は本当にスペシャリティコーヒーのためにあるのではないかと思うくらい。焙煎合宿のあった八王子の水もかなりよかったし、ビックサイトの会場でも浄水器の性能がいいのか、意外にも、とてもよいと感じました。東京だと昭島あたりまでいかないと、これ以上はないかもというくらい。

その点、小倉の水は、近くの天然水を汲んできても、どうにも硬い。後味がビーンときやすい。

大雨が降った後はかなり良くなるんですけど、特に浄水器がないと、浅煎りは相当、辛いと感じます。実際、カルスト大地で少しだけ、水自体が硬いんでしょう。

でもそれだけとは思えない。で色々考えていたのですけど、結局、田舎で深煎りが好まれやすいのは、単純に、地域の水が、そこそこ良くて、浄水器の利用率が低いために、どうしても活性炭に近い性質を持つ、深煎りがよくなるといった作用があるように思います。

ここ小倉でも、ごく少数いらっしゃる酸味肯定派や浅煎り派の方に聞くと100%の方が浄水器を使っておられます。

大都市圏でも特に東京で浅煎りやスペシャリティが好まれやすい傾向があるという気がするんですが、それはやはり基本東京に本社や開発拠点がある浄水器のメーカーが努力して、東京の水をおいしく飲もうとした成果が、コーヒーとの相性を高めておいしく飲ませてくれているのではないかという気がします。

その点、3大都市圏でも比較的、水や空気が綺麗な中京は地方と大都会の中間みたいな感じになるんでしょうね。

後、家庭用ですと、今、パナソニック浄水器の性能がひとつ頭抜けていると思いますが、それはやはり大阪のあの水(失礼)をおいしく飲もうと努力した結果かもしれません。

九州の水、北九州の水、とコーヒーとの相性を追求した浄水器が登場したら、ぜひ、採用したいと思います。

北九州には高木産業という浄水器のメーカーがあります。

(日本の製造業全体は)今、中国の工場が止まったりして大変みたいですが、これを機会に、生産体制を見直して、世界中の水でおいしくコーヒーが点てられる国産の浄水器を作っていただけたら、それも北九州や筑豊の水に合わせたカートリッジなんかも作っていただけたら、いいなあと勝手に思ったりしています。