直火の焙煎機が一番といっている人がすくなからずいらっしゃること
例えば、炭火が一番と思われているかたが多いこと
布(ネル)でハンドドリップしている店があること
ペーパードリップで1杯出ししてくれる店が珍しくなかったり、
家でもハンドドリップする人が少なからずいること
珈琲の自動販売機がどこにでもあって、コンビニやスーパーに缶コーヒーがあふれていること
スターバックスからシアトルなんとらやら、タリーズやらがあり、ドトールがあり、さらに無数のチェーンでない自家焙煎店がたくさんあること
UCCやキーコーヒーなどの看板をあげているコーヒーを出す店もいまだちらほら見かけること
本来はカフェテリア風とも呼ぶべき新しいカフェが続々誕生し続けていること
国内メーカーだけでなく、世界各国から集まったいろいろな珈琲の器具にあふれていて家庭で美味しいコーヒーを飲む手段が複数あること。
ドリップバッグ が珍しくないこと
どれも、日本が発祥とはいえません。でもね。
ひとつだけ、本当に日本らしいことがあると思います。
それは、今では世界の他の地域でほとんど廃れてしまったものが、当たり前に残っていること。
いちいち、家でハンドドリップしたり、ペーパーならまだしも。ネルで入れてくれる店が日本以外でどれくらいあるでしょうか?
深煎りはイタリアのエスプレッソといっても、すべては機械だのみ。
その点、日本の深煎りは通常はネルで丁寧に煎れたりするのがめずらしくありません。
そういった、化石のような珈琲のスタイルがシーラカンスのように残っているのが一番、日本らしいところだと個人的には思います