The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

プロパン派から都市ガスに転ぶ

サンプルロースターがわりに使っている焙煎機がありまして、説明書には都市ガス仕様とあったのですが、どうもノズルのサイズが違う。全開でもほとんどトロ火なので焙煎どころではありませんでした。

それでプロパンを用意して使っていたのですが、これ、ちょっと赤火が出やすく不安定なのでどうしたものかと思っておりました。

そこでノズルを都市ガス用相当のほぼ断面積が2倍のものに取り替えたところ、ほとんど赤火も出ず、バッチリの火力です。

逆に、あまりの勢いに、最初から絞ったつもりでも4分台でハゼ始める始末。

炎が若干、不安定になりやすいのは相変わらずなのですけど、もうこうなると微圧計をつけるしかないところまで来たかもしれません。

やっとこさ、ほとんど勘でぴったり9分くらいで焙煎が連続して終えられるようになったのに、慣れるまでまたやり直しです。

これで火力のコントロールさえできれば、下手な業務用焙煎機とそんなに遜色のないくらいまではいけるのですけれど、ここまで火力がついてくると、いよいよ、火力に応じた排気の調整が必須になってきます。

これで排気の機構がうまくバランスすればディスカバリー以上の焙煎も行けそうな感触もありますし、300gは無理でも200gくらいでしたら、なんとかいける可能性もあるところなので、少し本格的に手を入れてみることにしようと思います。

飲んでみると、今回の焙煎は流石に失敗した手網並の仕上がりでしたが、おもったほどムラもありません。少し煙臭いのは途中で豆を必要以上の高温にしてしまったからで、火力の調整で間に合わないなら、やはり排気もコントロールが必要ということになります。そもそも今回は最初の火力の設定自体を間違えていたので当たり前ですが…。

実際発生しているカロリーを炎の見掛けで判断するのがなかなか難しいし、1ミリバルブを動かしただけで大きく変動するので、この辺りは3キロと同じもので作り直すくらいしないと自分の場合、まともに操作できそうにありません。

それと、まだいくつか焼いてみないとはっきりしたことはいえませんが、やはりガス種によって味が変わるというのは本当かもしれないと思いました。

仮に以前と同じカロリーを発生させる条件で焙煎できたとしても、ぜんぜん違うコーヒーになりそうな予感90%です。

なんかプロパンの方がこうなんというか、慣れ親しんだ感じがします。都市ガスはわずかにクリア、なのかなあ? それとも気のせい? ブラシーボ的な???