The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

お茶どうぞから、コーヒーどうぞの世代へ!?

せっかく淹れていただいた好意をそうそう無駄にするわけにもいかず、昔なら普通にお茶が出てくるタイミングでコーヒーを出されても大抵の場合、これは少し色がついたお湯、つまり水分補給の手段だと割り切って飲んでしまいます。

ただ、やはりあまり頻繁だと辛い。それも1日に何回もつがれるとさすがに参ってしまいます。

どんなに暗示をかけてもほとんど拷問に近い。

で、ときおり自分の豆を持って行って淹れさせていただいたりもするのですが。

最近は自分の感覚があてにできず、控えていたこともあり、かわりになんとか、中身の見えない真空断熱カップに水やお湯を充して、まだいっぱいありますとか適当に返事をして、済ましていたのですが、もうこう、さすがにどうにもならず、久しぶりに持ち込んだ焙煎豆を淹れてみたりしています。

ミルもないので、そこいらにあるミキサーに豆を突っ込んでちょっと粗挽きですけど、ギリギリコーヒーが淹れられる程度にまで粉砕した後、13gとか20gとかそんな豆の量に対して下手すると400-500cc落とすような抽出。それも温度調整機能なしの普通のティファールしかない環境でお出ししたりするのですけど。

まるで、お店みたーい、と皆さんおっしゃいます。

いやねー、まあ、そうでしょう、というか、ほんとはそれ以上でないと困るというか。

この年代の方でも、大手ブランド同士の違いがわかるのもたぶん、素人とは言え、結構、豆の品質や焙煎度には意外と敏感なんだと思います。今回、一応、スペシャルティを名乗れるレベルの豆でしかも煎りたての香り付きなので当然と言えば当然なんですけど。

でも、これデカフェ、なんですが。

全然コーヒーらしくないでしょ、といっても、本格的に感じるんだそうです。

お世辞がかなりの割合が入っているのは確かですけど、北九州の水は結構鏡みたいにしっかり豆の性質を伝えるところがあるので、やはりベースとなる豆の素性にそれなりに反応している感じはあります。G2クラスなんですけど、当然のように高地産の硬くてしっかりした豆なのです。産地全体が高地にあって全体的にほぼスペシャリティに値する地域だったりするので当たり前と言えば当たり前。

しかし、なぜかデカフェの方が評判が良かったりして。

翌日、少し深煎り目に挑戦して外したなーと思ったものを少し試してみていただきましたけど、さすがにがっかり感のある反応でした。この辺りの焙煎度の差はさすがに誤魔化せないですねえ。