The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

Artisanによる加熱調理管理の実際 Artisan for cooking; temperature other than Tempura

Relation between the burner and the temperature

パンケーキの場合、裏返すのは一回だけ、今回はFCが裏返すタイミングです。RORはあまり意味をなさないので、サンプリングレートを0.25sとして温度の変化に対する表示の追従性をあげています。でないとすぐに焦がしてしまいます。今回はホットケーキ(パンケーキ)の調理ですが、一般の電気ホットプレートによる調理で推奨される温度設定は140度くらいですが、ホットプレートの場合熱容量も火力も控えめなためでしょうか?ガスでは120度くらいでも下手すると焦がれます。

すこし厚手のフライパンをガスコンロにかけた状態ですと、どんなに火力を絞っても140度辺りでサラダ油から煙が上がる状態になり、相当焦げ焦げになりやすい。今回も本当は火力は0.25kpaあたりまで絞るべきだったかもしれません。

このフライパン、少し歪曲しており、場所によって10度くらいの温度差があるために、余裕を見るとせいぜい110度位までの温度上昇にしておかないとどうしても端の方が焦げたり、片側が焦げたりしてしまいます。本当は時間をかけてよければぴったり100度から110度くらいの範囲で行った方がむしろ無難かもしれません。フライパンの位置が1cm横にずれただけで、20度くらいの温度の差になってしまいます。一般の金属材料としては最高レベルに熱伝導率が高く、ムラになりにくい銅のフライパンが好まれるわけですよね。

このケースはかなり大きめなパンケーキ(ホットケーキ)を焼いてみたところです。

一般に言われているくらい片側3分程度で焼き上がるところに火力を合わせるとかなりお店のホットケーキに近いレベルの膨らみ具合と食感になります。

本当は短時間でも140度近い温度に持って行った方がカラメル感みたいなものは出やすいですが、そういう味わいが欲しい場合、通常シロップ等に頼れるので、わざわざ焦がしてまでそういうフレーバーを作ろうとするのは無用というか無謀です。というか見栄えの問題で商売にならないでしょうね。

しかし、やはり、焦げかかっているくらいの方がちょっと面白い感じに仕上がるのも確か。コーヒーで言えば深めの焙煎にもどこか通じるみたいな。