The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

グラン・トリノ 生まれて初めてのコーヒー教室

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本当に久しぶりの借りたカリタ


友人がどうしても、というので、コーヒー教室なるものに参加して見ました。

自分はコーヒーについては本を読んだり、ネットで調べるくらいで人の教わったことはなかったので、教わること自体が新鮮な体験でした。

マスターを含めた4人のコーヒーはそれぞれ銘柄も煎り加減も違ったのですが、それぞれの個性が出ているようで面白かったです。

最初にマスターがモカにしてはちょっと深めのモカでお手本を見せていただき、その後友人がコロンビアを私がガテマラを。そして、友人の奥さんがマンデリンを淹れました。

さすがにマスターだけあって、モカは十分なモカ臭が冷めてもただよい、奥行きのある味わい深いコーヒーになっていました。

友人は、職場で慣れている道具で淹れると、私でも負けるくらいとても上手なのですが、今回は、初めての環境で緊張していたのか、今回は少々調子が狂ったようでしたが、それでも、十分においしいコロンビアでした。

3番手の自分は、最近湯温を高めにして12gまでの分量で淹れることばかりしているのが影響したといったら、いいわけになりますが、ちょっとしくじってしまいました。なにより、やっぱり毎日お客さんに淹れているプロのマスターの視線を受けながら淹れるのは思ったより緊張してしまって、ぬるくて、迫力にかけるガテマラです。

へなちょこ抽出ながら、やはりいい豆に素晴らしい焙煎です。煎り加減が違うので、正確に判断はしずらいですが、推察すると、スペシャリティを十分名乗れるクォリティ、Qグレーダーにむりやり飲ませて採点させたら、80どころか十分82くらいのスコアをつけそうです。(注 Qグレーダーはコーヒーは飲みません。カッピングするだけ。カッピングでどうつけるかはまた別問題ではありますが)焙煎の良さと農園指定レベルに匹敵する(いわゆるスペシャリティ)のガテマラらしい香りや深煎り気味の甘みはあるていど出すことができたと思います。

いいわけついでにいいますと、マスターが横からついでくれるお湯の量が自分にとっては、多すぎて、思わず、テーブルにお湯をこぼしそうになりながらの抽出でした。

友人の奥さんはきちんとした道具で淹れるのは、本当に生まれて初めてだったようですが、他の2人とはまた違って、リラックスして、いい意味で思い切ってお湯を注いでおられたので、それが味にも出ていたと思います。

初めて淹れたとはとても思えないとてもおいしいマンデリンでございました。

カリタの良さというのを再認識しました。豆の量で15gを超えて、50gくらいまでだと、カリタの方がコントロールの幅が広く、狙い通りに入る印象があります。上手く入った時のカリタは下手な他の抽出方法では簡単には追いつけません。ただ、ちょっとブレやすいです。