Coffee Beans Kurochamame

for Dripbags, Coffeemakers and hand-brewing

無意味なまでに、オリジナル焙煎にこだわる理由

基本、自分の求めている焙煎というのは、たぶん市販の10キロクラス以上の焙煎機があればあまり苦労しないのではないかとも思っています。少なくとも、焙煎機を作り直すような手間はかかりませんから。

それでなくても、普通のある程度の規模の焙煎工場を持っているところで豆を買ってくれば、十分なクオリティのものが手に入ります。

うまく当たれば、私の求めているエッセンスもかなり豊かに感じられるし、そうすれば自分の生活も安定するし、きちんと抽出すれば誰に出しても喜ばれるでしょう。

それをしない、できにくいのは、私の求めているものについては、ヒット率というものがありまして、100%ということはさすがになくて、かなりの銘店でも2〜3割くらいではないかと思います。しかもそのエッセンスはほとんどの焙煎度でだいたい半日から1日半くらいしか持ちません。

それ以降は5杯、10杯飲んでも厳しいと言う感じ。

どんなに美味しいコーヒーでも1日に飲める量には限りがあります。自分の求めている、そのエッセンス、薬効成分が少しでも高く含まれていないと、私にとってはうまく日常を回してゆくことができないのです。

と、ここまで書いて、初めて思い付いたいんですけど、ある程度本格的に店を開けてお客さんがきていただける条件だったら、豆は他の有名店で買ってきて、一番いいところだけ、自分がこっそりいただいて、後の残りをお客さんにお出しすると言う、選択肢も、ありました。

これ、あまりものをお客さんにお出しすると言うのもどうかとはおもいますが。

今回は、一応、自家焙煎店ということで始めてしまったし、現在の立地だといろいろ難しいところがありますので、いまさらです。

かといって、かりに10キロの焙煎機を購入した場合、いきなりそれだけの量を販売できる見込みは立てられなかったのです。

最低でも2キロとか、煎らなくてはならないし、おそらく、自分の求めている成分を濃く出すには、10キロで、8キロとか煎る必要があります。それだけの量を捌ける計画は立てられなかったのです。

もちろん、というか焙煎機も自分の求めているエッセンスを必要十分に出せそうなクラスのものは相当高価でもありますからなおさら。理想を言えば、10キロでも小さいかもしれないくらい…

ということで本日もその薬効成分を十分濃く、安定的に、日持ちのする状態で含有する珈琲の焙煎を完成するために取り組みます。

小さな釜である程度のクオリティの豆ができれば、それだけ鮮度の高い豆をお分けすることもできるし、もし小さな釜で成功すれば、10キロ、20キロ、30キロまで行かなくても、もう少し、小ぶりの釜で同じかそれ以上のクォリティを出すこともできると思います。そうすれば、なるべくいい状態の豆を常時お客さんにおだしすることもできるはずです。

夏の暑い中、涼ませてほしいと言うリクエストも少なからずあるのですが、申し訳ありません。もう少し時間をください。