The Coffee Roaster House

just around five pounds retreat

サントリー リザーブ、もといスタバ リザーブだそうで。

ウィスキーと違って、焙煎したコーヒーをリザーブして何がいいのか、よくわかりませんで。

東京方面のスタバに寄ったとき、おいてある店で観察していても、ほとんど豆を購入される方はいないのはもちろん、パッケージから推察すると、かなり焙煎から時間が経っていそうだったので、ずっと、ずっと、敬遠してきたのですが、北九州にもそういう店があるらしいことがわかって、わざわざ出かけてきました。

パッケージを見るとなぜかアメリカ焙煎。ということは太平洋側で焙煎したとしても、船便で二ヶ月は経っているかも。本当にシアトル経由だったら、二ヶ月半から三ヶ月。

(コロナで空輸のコストが下がった影響なのか実際は空輸しているようです。)

シアトルズベストコーヒーの豆の方がより新しく、近所のスーパーでも手に入りそう。

粉ならライオンの方が新しく感じるかも。と思いつつ。

すべての銘柄の中でもっとも新しそうな2021年7月が賞味期限の袋を選びました。

これ銘柄書くのはやめておきましょうか。あの、豆の持っている良さはそれなりには伝わるんですが、本来の個性に対して焙煎が深すぎ。表面の色だけで判断して、ハイで止めるべきところがシティの真ん中すぎまでいってしまった感じあり(焙煎から時間が経って油が回っているので、見た目が浅く見えているだけということかもしれないものの、もう少しでフルシティの入口が見えてきそうなところまで温度は上がっているはず)。もっといえば、後半の火力オーバー気味か。ひょっとして、それがスタバ流なのか? それとも失敗した焙煎を日本の特に、深煎りを好む九州人に押し付けられているのか? あるいは、アメリカの売れ残りを日本に持ってきているのか? パッケージに入れる前にもある程度の期間寝かせていた可能性があるので、そういう意味でのリザーブなのかも。スタバの看板をつけて売るなら、せめて、日本国内で焙煎して欲しかった。

なんで福岡だけ、アメリカのお古が押し付けられているのか、と思ったら。今後はトーキョーローストとかいって、やっと日本の工場で焙煎するそうです。
そもそもAGFに委託していた(いる)のはわざわざHPに書くわけには行かないでしょうけれど。

どちらかというと肯定的に評価する目的で購入したのに、がっかり。(それでももともとのお豆のグレードは、ちょっとくやしいほどいいんですけれどね。一般に日本で手に入る品よりもいい条件で入手したまま、焙煎してあるのがよくわかります。いいなあ、アメリカのロースターは)

 アメリカの雑なところをワールドスタンダートにしてゆくようなビジネススタイルが日本で受け入れられているのは、正直違和感しかなかったのですけれど…。正直これ特に九州人は怒っていいレベルでわ。

とまれ、今後は日本で焙煎すれば全然違うかも。

もう少し経ってから、再度評価した方がよさそうです。

とにかくリザーブ 勘弁してほしい。
早く、ノン、リザーブ(日本ロースト!)プリーズ!

追補

たぶん、ごくふつうの店内で使っている分は、大きなパックで別物です。これに懲りずに今度はフラペッチーノでも飲んでみようかな。
スタバはスタバという体験を売っているブランドであって、コーヒーはおまけみたいなもの。何もかもおしゃれで洗練されています。

ということで、まだまだスタバは自分にとって、キャラメルマキュアートみたいなものを飲ませてくれるお店の一つです。

コンビニより美味しいし、スマートで長居できて、電源もあるしね。

 

その後 たった100gをやっとの思いで飲み切りました。少しいつもより粗めに挽いて、から23gで130ccちょっと抽出するくらいだと、わりかし好みに近い風味になりました。とはいえ、自分としては賞味期限オーバー感が半端なくて、かなりきつかったです。この焙煎度だと焙煎後20日以内くらいに消費したいところ。